ジョコビッチがディミトロフを下して2年ぶり7度目の優勝「このタイトルを誇りに思う」 [パリ・マスターズ]

写真は2年ぶり7度目の優勝を飾って自身の持つ最多記録を更新したノバク・ジョコビッチ(セルビア/手前)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月30日~11月5日/賞金総額674万8815ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-4 6-3で下し、2年ぶり7度目の優勝を飾って自身の持つ最多記録をまたも更新した。

 安定したサービスゲームを展開して一度もピンチに陥ることなくすべてキープしたジョコビッチは第2セット5-3から3度目のブレークに成功して1時間38分で試合を締めくくり、ATPマスターズ1000大会で40勝目を挙げた最初の選手となった。

 タロン・グリークスプア(オランダ)、前年の決勝で苦杯を喫した第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と3回戦以降3試合連続でタイブレークを含む接戦を乗り越えてきたジョコビッチは終始非常に安定したベースラインプレーを披露し、ディミトロフにレベルを引き上げるチャンスを与えなかった。

「今週はかなり困難な状況を乗り越えてきただけに信じられないよ。木金土と3試合連続で崖っぷちまで追い込まれてからカムバックした。危うく負けそうになったけど、必要なときに何とかギアをもう一段上げることができた」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日はお互いに立ち上がりは硬くなっていたと思う。彼は少しエネルギーが切れかかっているように見えた。僕自身もそうだったけど、何とか1本余計に返すことができた。スコアよりも接戦だったと思うけど、またも素晴らしい勝利を掴むことができた。大変な1週間だったからこそ、このタイトルを誇りに思う」

 インタビューを受ける前にベンチで泣いていたディミトロフを慰めに行ったジョコビッチは、「僕はこれまで何度も決勝で負けるという経験をしてきた。もちろん負けるよりも勝つことのほうが多くて僕は幸運だった。彼(ディミトロフ)には今後もハイレベルなプレーをし続けて欲しいと思っている。今週の彼は最高のプレーをしていた。彼の活躍を祈っているし、大きな大会で優勝できるよう願っている」と敗者を気遣った。

 またもタイトルに手が届かなかったディミトロフは表彰式で、「この素晴らしい1週間に僕がどれだけ感謝しているかを伝えたい。ここ3ヵ月は僕にとってジェットコースターのような日々だった。この大会で決勝に進出することは皆さんが想像するよりもはるかに大きな意味がある。皆さんの応援なしでは成し得なかっただろう」と話した。

 ウイブルドン決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)に敗れてから続いている連勝を「18」に伸ばしたジョコビッチは、2年ぶり8度目の年末世界ナンバーワンに限りなく近づいた。アルカラスがジョコビッチを上回るには、ATPファイナルズでジョコビッチが1勝もできずアルカラスが全勝優勝を果たすしかなくなった。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第7シードのサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)が第3シードのロハン・ボパンナ(インド)/マシュー・エブデン(オーストラリア)を6-2 5-7 [10-7]で倒して今季5勝目を挙げた。


男子ダブルス優勝のサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ/右)とエドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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