地元イタリアのシナーがシングルスのオープニングマッチでチチパスにストレート勝利 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)が開幕し、シングルスのオープニングマッチとなったグリーン・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第1戦で第4シードのヤニク・シナー(イタリア)が第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4 6-4で下して白星スタートを切った。

 試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったシナーは持ち前のフラットなストロークでチチパスを振り回して22本のウィナーを叩き込み、各セットで一度ずつ相手のサービスゲームを破って1時間25分で今季のマッチ58勝目を挙げた。地元イタリアのシナーは2年前の同大会で棄権した選手がいたため代役として2試合をプレー(1勝1敗)したが、地力で出場権を獲得したのは今回が初めてとなる。

「コートに立つことができて気持ちが高ぶったし、ファイナルズの開幕は本当に特別だ。非常に厳しい試合になることは覚悟していたけど、うまく状況に対処できたと思う。アグレッシブにプレーし続けようとしたし、パフォーマンスには満足している。勝利でスタートできてうれしいし、この強度を維持できるよう願っている」とシナーは試合後にコメントした。

「特別な1週間だ。インドアで音が響くし、観客の声援を受けてプレーするのは特別な気分だ。今日は本当にプレーを楽しみ、集中しようと心掛けたよ」

 今シーズンのシナーは8月にトロントでATPマスターズ1000大会で初優勝を飾るなど4勝をマークし、世界ランク自己最高の4位で今大会を迎えている。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。

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写真◎Getty Images

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