イタリアがセルビアを下して1976年以来となる2度目の世界一に王手 [デビスカップ・ファイナルズ]

写真はチームの勝利を決める2勝目を挙げたヤニク・シナー(右)/ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」決勝トーナメント(スペイン・マラガ/11月21~26日/室内ハードコート)の5日目は準決勝残り1対戦が行われ、イタリア(グループA・2位)がセルビア(グループC・2位)を2勝1敗で下して1976年以来となる2度目の世界一に王手をかけた。

 第1試合でミオミル・キツマノビッチ(セルビア)がロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)に6-7(7) 6-2 6-1で逆転勝利をおさめたあと、第2試合はヤニク・シナー(イタリア)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)とのエース対決を6-2 2-6 7-5で制して1勝1敗となり、勝負のかかったダブルスでシナー/ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)がジョコビッチ/キツマノビッチを6-3 6-4で退けた。

 イタリアは決勝で、前日にフィンランド(グループD・2位)を2勝0敗で破って勝ち上がった第2シードのオーストラリア(グループB・2位)と対戦する。

 デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。ITFは同社とのパートナシップ終了を発表したが、今年の大会は予定通り行われることになっている。

 今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(イタリア・ボローニャ、イギリス・マンチェスター、スペイン・バレンシア、クロアチア・スプリト/9月12~17日/室内ハードコート)のラウンドロビン(総当たり戦)を行い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

※国名の左に付いている数字はドロー番号、[WC]はワイルドカード(主催者推薦枠)

決勝トーナメント5日目|11月25日

準決勝

5イタリア[WC](グループA・2位)2-1 7セルビア(グループC・2位)

R1 ●ロレンツォ・ムゼッティ 7-6(7) 2-6 1-6 ○ミオミル・キツマノビッチ
R2 ○ヤニク・シナー 6-2 2-6 7-5 ●ノバク・ジョコビッチ
R3 ○ヤニク・シナー/ロレンツォ・ソネゴ 6-3 6-4 ●ノバク・ジョコビッチ/ミオミル・キツマノビッチ

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写真◎Getty Images

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