ファン・フェイバリット賞シングルス部門はシナー、2019年最優秀新人賞に続くATPアワード2冠目

写真はデビスカップ・ファイナルズで母国を47年ぶり2度目の世界一に導いたヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)が火曜日に公式サイトを更新し、ATPアワードのファン・フェイバリット賞シングルス部門に22歳のヤニク・シナー(イタリア)が選ばれたと発表した。

 ファンによるオンライン投票で選ばれる2000年に始まったこの賞は2003年から21年まで19年連続でロジャー・フェデラー(スイス)が独占し、引退年で一度もポイントのかかる公式戦でプレーしなかったためフェデラーが選考外となった昨年はラファエル・ナダル(スペイン)が初めて受賞していた。

 2023年のシナーは8月にトロント(ATP1000/ハードコート)でATPマスターズ1000大会で初タイトルを獲得するなど4勝を挙げたほか、11月の男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/室内ハードコート)で準優勝を飾るなどして世界ランク自己最高の4位でシーズンを終えた。

 シナーはまたウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で初のグランドスラム4強入りを果たし、デビスカップでは母国を47年ぶり2度目の世界一に導いた。

 18歳だった2019年に最優秀新人賞(ニューカマー賞)に輝いていたシナーは今年のATPアワードでもっとも上達した選手賞とステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞にノミネートされており、彼を指導するダレン・ケーヒル(オーストラリア)とシモーネ・バニョッツィ(イタリア)は最優秀コーチ賞の候補に入っている。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles