ダニエル太郎が過去2度惜敗のシェルトンから初勝利で2018年5月以来のツアー2勝目に王手 [ASBクラシック]

写真はダニエル太郎(エイブル)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ASBクラシック」(ATP250/ニュージーランド・オークランド/1月8~13日/賞金総額73万9945ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝でダニエル太郎(エイブル)が第1シードのベン・シェルトン(アメリカ)に7-5 7-6(9)で競り勝ち、2018年5月のイスタンブール(ATP250/クレーコート)以来となるツアー2勝目に王手をかけた。

 5-5から唯一のブレークに成功して第1セットを先取したダニエルは、すべてサービスキープでもつれ込んだ第2セットのタイブレークで2つのセットポイントを凌いだあと3度目のマッチポイントをものにして2時間で勝利を決めた。

 同大会に2年連続3度目の出場となる30歳のダニエルは、ダイレクトインでラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)としてプレーした2018年以来の本戦入り。昨年は予選1回戦で、アジート・ライ(ニュージーランド)に5-7 6-0 3-6で敗れていた。

 両者はこれが3度目の対決だったが、ダニエルが初勝利を挙げた。ハードコートでは昨年10月に東京(ATP500)の1回戦で顔を合わせ、シェルトンが3-6 6-4 7-6(2)で勝っていた。

 今大会でのダニエルは1回戦でアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)を7-5 7-5で、2回戦で第8シードのマックス・パーセル(オーストラリア)を6-2 6-4で、準々決勝では予選勝者のアレクサンドル・ミュレー(フランス)を6-4 6-7(3) 6-3で破って4度目のツアー4強入りを決めていた。

 ダニエルはキャリア2度目のツアー決勝で、第6シードのアルトゥール・フィス(フランス)と予選から勝ち上がってきたアレハンドロ・タビロ(チリ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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