ジョコビッチが18歳プリズミッチの健闘に賛辞「キャリアの中で大きなことをやってのけるだろう」 [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後に握手を交わすノバク・ジョコビッチ(セルビア/左)とディノ・プリズミッチ(クロアチア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選を勝ち上がってきた18歳のディノ・プリズミッチ(クロアチア)の挑戦を6-2 6-7(5) 6-3 6-4で退けタイトル防衛に向けてスタートを切った。

 2度サービスダウンを喫して第1セットを落としたプリズミッチは第2セット第4ゲームで初のブレークに成功した直後に追いつかれたが、もつれ込んだタイブレークを溌溂としたプレーでものにすると第3セットも先に相手のサービスゲームを破って3-2とリードした。しかしジョコビッチはそこから8ゲームを連取して流れを引き寄せ、相手の抵抗にあいながらも4時間1分で勝利を決めた。

「彼(プリズミッチ)は今夜受けたすべての拍手、すべての称賛に値する。彼は素晴らしい選手だね。年齢の割に成熟しており、試合の中で信じられないほどうまく状況に対処していた」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで若き挑戦者の健闘を称えた。

「彼の試合になるかもしれなかった。彼は第3セットで先にブレークし、第4セット0-4でブレークポイントを握られても戦うことを止めなかった。素晴らしいメンタリティと回復力を見せた。今夜の彼は本当に健闘したと思う。きっと彼はキャリアの中で大きなことをやってのけるだろう」

 インタビュアーのジム・クーリエ(アメリカ)に今夜のレベルについて聞かれたジョコビッチは、「スタートはとてもよかった。僕はコートで起こるあらゆる瞬間を楽しもうとしている。今夜は様々な瞬間で苦労したけど、それは彼の功績であり彼のゲームプランによるものだ。彼はすべてに対する答えを持っていた」と答えた。

「いい瞬間もあった。一方でもっとうまく、もっとアグレッシブにプレーできればと思う瞬間もあった。でも僕はここで1年もプレーしていなかったしオフシーズンも短かったから、フィジカル的にはプレーしながら本来の調子を探しているところなんだ。次の試合まで何日かあるから、ベストの状態で臨みたいと思う」

 昨シーズンにグランドスラム3冠(全豪、全仏、全米)を達成したジョコビッチは、今大会で勝つと四大大会優勝回数で男女を通した最多記録「24」で並んでいるマーガレット・コート(オーストラリア)を追い抜き単独トップに立つことができる。

 ジョコビッチは次のラウンドで、月曜日に行われるアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマーク・ポールマンス(オーストラリア)の勝者と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles