シフィオンテクがコリンズに対する2回戦に辛勝、第3セット1-4から怒涛の5ゲーム連取 [オーストラリアン・オープン]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がダニエル・コリンズ(アメリカ)に苦戦を強いられながらも6-4 3-6 6-4で辛勝した。

 3-4から続く3ゲームを取って第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット第1ゲームをブレークしたが、そこから5ゲームを連取して主導権を奪ったコリンズがセットオールに追いつくと第3セットでも4-1とリードを奪った。

 劣勢から巻き返す過程で2-4から0-40のピンチを切り抜けたシフィオンテクは最終的に最後の5ゲームを連取し、3度目のマッチポイントをものにして3時間14分の死闘に終止符を打った。

 ふたりは2022年全豪の準決勝で対決し、コリンズが6-4 6-1で勝っていた。シフィオンテクは昨年10月の北京(WTA1000/ハードコート)から負けておらず、連勝を「18」に伸ばした。

 全豪に6年連続出場となる22歳のシフィオンテクは、2022年のベスト4がこれまでの最高成績。トップシードとして臨んだ昨年は、4回戦でエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に4-6 4-6で敗れていた。

 昨年6月にフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で2連覇を達成したシフィオンテクは2023年シーズンに68勝11敗の戦績(ツアー6勝)を残し、11月のWTAファイナルズ(メキシコ・カンクン/ハードコート)で初優勝を飾って2年連続年末世界ナンバーワンを決めた。

 シフィオンテクは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したマッカートニー・ケスラー(アメリカ)を6-3 1-6 6-4で破って勝ち上がったリンダ・ノスコバ(チェコ)と対戦する。

 そのほかの試合では第12シードのジェン・チンウェン(中国)、第26シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、スローン・スティーブンス(アメリカ)、クララ・ビュレル(フランス)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)、オセアン・ドダン(フランス)が3回戦に駒を進めた。

 第5シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)がビュレルに4-6 2-6で、第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)はスティーブンスに6-4 3-6 3-6で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

大会5日目|1月18日

女子シングルス2回戦|主な試合結果

○1イガ・シフィオンテク(ポーランド)[1] 6-4 3-6 6-4 ●3ダニエル・コリンズ(アメリカ)

○7リンダ・ノスコバ(チェコ)6-3 1-6 6-4 ●6マッカートニー・ケスラー(アメリカ)[WC]

○40ジャスミン・パオリーニ(イタリア)[26] 6-2 6-3 ●37タチアナ・マリア(ドイツ)

○43アンナ・カリンスカヤ(ロシア)6-1 7-5 ●42アランチャ・ラス(オランダ)

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○45スローン・スティーブンス(アメリカ)4-6 6-3 6-3 ●48ダリア・カサキナ(ロシア)[14]

○49ジェン・チンウェン(中国)[12] 6-3 6-3 ●51ケイティ・ブルター(イギリス)

○58オセアン・ドダン(フランス)6-4 6-4 ●60マルチナ・トレビザン(イタリア)

○62クララ・ビュレル(フランス)6-4 6-2 ●64ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[5]

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写真◎Getty Images

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