シフィオンテクが2020年フレンチ・オープン決勝以来の対決だったケニンに勝利 [オーストラリアン・オープン]

写真は2020年大会チャンピオンに対する初戦を突破したイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が2020年大会チャンピオンのソフィア・ケニン(アメリカ)を7-6(2) 6-2で倒して大会をスタートした。

 これはふたりにとって4年前のフレンチ・オープン決勝以来となる2度目の対決で、前回はノーシードから勝ち上がったシフィオンテクがその年に全豪を制していたケニンをストレートで退けグランドスラム初優勝を飾っていた。

 そのときから立場は逆転したが、この日はシフィオンテクが特に第1セットで苦戦を強いられた。ケニンは2度先にブレークしたがその都度追いつかれ、もつれ込んだタイブレークをものにしたシフィオンテクが第1セットを先取した。第2セットは次第にシフィオンテクが流れを掴み、1-2から最後の5ゲームを連取して1時間51分で勝利を決めた。

「タイミングが少しずれているように感じた。何回かフレームショットがあったし…。確かに今シーズンに私がプレーした中ではもっとも気温が高く、それに順応する必要があった。このコンディションならあよくあることだけど、ボールが少し飛び過ぎていた」とシフィオンテクは試合を振り返った。

「序盤はもっとプレースメントをよくできたはずだった。もっとアグレッシブにプレーしたかった。でもそれに反して私は少しポジションを下げてしまった。とにかく積極的に前に出て、主導権を握りたかったの。確かに第2セットに入ったら、そのようなプレーがやりやすくなったわ」

 シフィオンテクは次のラウンドで、産休から復帰した2016年大会覇者のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-2 3-6 6-1で破って勝ち上がったダニエル・コリンズ(アメリカ)と対戦する。ふたりは2022年全豪の準決勝で対決し、コリンズが6-4 6-1で勝っている。

「確かにこのドローは簡単とは言えないわね。ベストを尽くすだけよ。ダニエルは本当にいい選手で、私たちは競った試合を繰り広げてきた。最後の試合はスコア(6-1 6-0でシフィオンテクの勝利)から見れば私が主導権を握っていた。次はどうなるかしら」とシフィオンテクは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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