ルブレフがコルダを退け地元オーストラリア期待のデミノーに対する4回戦へ「素晴らしい試合をして観客に楽しんでもらいたい」 [オーストラリアン・オープン]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-2 7-6(6) 6-4で退けベスト16進出を決めた。

 昨年の同大会でダニール・メドベージェフ(ロシア)を倒すなどして初のグランドスラム8強入りを果たしたコルダは、第2セットのタイブレークで押し込みながらも取れなかったポイントが響いてセットオールに追いつくチャンスを逃した。

 タイブレーク4-2でサービスを迎えたコルダはストロークで押し込んでネットに出たが、ルブレフが何とか追いついて上げたロブがうまく相手の頭上を越え、コルダは背走して返球したがミスとなった。

「少し感情的なって叫んだ。硬くなり始めていると感じたから、叫んで感情を吐き出してから思い切って打っていこうと感じる必要があったんだ。それからあのロブを打つことができた」とルブレフはターニングポイントとなった場面を振り返った。

 そこから追い上げて競り合いながらもタイブレークを取って2セットアップとしたルブレフは、第3セット序盤のブレークを最後まで守りきって1時間59分で勝利を決めた。

 試合後のオンコートインタビューで年頭の香港から続いている快進撃の秘密を聞かれたルブレフは、「わからない。わかっていたらもっと楽なんだろうけどね」と答えた。

「でも本当にいいスタートが切れてうれしいし、ここで4回戦に進出できたのは僕にとって凄く特別なことだ。これからどうなるか見てみよう。何が起きるかわからないけど、僕はあまり考えたくはないんだ。とにかくプレーしたい。それだけだ」

 ルブレフは次のラウンドで、予選勝者のフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-3 6-3 6-1で破って勝ち上がった第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。両者は過去5度対決し、デミノーが3勝2敗で勝ち越している。

「アレックスは素晴らしい選手でナイスガイだから、彼が応援されるのは当然だ。素晴らしい試合をして観客の皆さんが楽しんでくれるよう願っている。それがもっとも重要なことだ」とルブレフは次戦を見据えた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles