前の試合を朝方に終えたメドベージェフが3回戦でストレート勝利「僕はいつでもどこでも眠ることができる」 [オーストラリアン・オープン]

写真はストレート勝利で3回戦を突破したダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第27シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-3 6-4 6-3で下してベスト16に進出した。

 エミル・ルースブオリ(フィンランド)に対する2回戦で2セットダウンからの逆転劇を演じて日を跨いだ午前3時40分頃までプレーしていたメドベージェフは、第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫した以外は危なげないゲーム展開でこの日は午後9時20分に試合を終えた。

「特に前の試合が大変だったから、僕にとっては厳しかった。走ったときにきつく感じたから、彼(オジェ アリアシム)に振り回されないように厳しいショットを打ち込もうと心掛けた。100%の調子ではなかったけど、可能な限り最高のプレーをしようと頑張ったよ」とメドベージェフは試合後のオンコートインタビューで語った。

 前の試合を午前4時近くに終えたあと、フィジオのケアを受けてから午前7時にベッドに入って正午まで寝たと明かしたメドベージェフは「少なくとも僕はいつでもどこでも好きなときに眠れる凄い能力を持っているんだ。タフな試合のあとには2~3時間は寝付けないという選手もいるみたいだけど」と明かした。

「僕は21歳くらいまでの若い頃によく夜遊びをしていたんだ。自分のテニスのためにはよくないことだったけど、あまり寝ないで練習していたことが今日の試合で役に立ったのかもしれないね」

 メドベージェフは次のラウンドで、第13シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-7(3) 6-4 6-2 7-6(6)で破って勝ち上がったヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)と対戦する。

 世界ランク69位で過去7度のグランドスラム本戦で2勝しか挙げたことがなかった26歳のボルジェスは、「まだ信じられない。オーストラリアン・オープンの2週目に残れるなんてまったく期待していなかったよ。誰が想像できるっていうんだい?」と興奮を隠しきれなかった。

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写真◎Getty Images

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