アルカラスが18歳シャン・ジュンチャンの途中棄権で初のベスト16進出 [オーストラリアン・オープン]

写真は3回戦を戦い終えたカルロス・アルカラス(スペイン/左)とシャン・ジュンチャン(中国)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス3回戦が行われ、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がシャン・ジュンチャン(中国)の途中棄権で初のベスト16進出を決めた。

 アジア・パシフィック枠の本戦ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のシャンは右太腿にテーピングを施してプレーを開始すると1ゲームずつしか奪えず2セットを連取され、第3セット第1ゲームをブレークされたあとアルカラスのサービスゲームで1ポイントを失った時点で試合続行を断念した。試合時間は1時間6分。

 全豪に2年ぶり3度目の出場となる20歳のアルカラスは、2022年の3回戦進出がこれまでの最高成績だった。昨年はトレーニング中に起きた右脚のケガにより、欠場を余儀なくされていた。

 昨年7月にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で2度目のグランドスラム制覇を果たしたアルカラスは2023年にツアー6勝を挙げ、65勝12敗の戦績を残して世界ランク2位でシーズンを終えた。

 アルカラスは次のラウンドで、第14シードのトミー・ポール(アメリカ)を6-4 3-6 2-6 7-6(7) 6-0で破って勝ち上がったミオミル・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。

 そのほかの試合では第9シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が第21シードのユーゴ・アンベール(フランス)を3-6 6-1 7-6(4) 6-3で振りきり、ワイルドカードを得て参戦したアルトゥール・カゾー(フランス)は第28シードのタロン・グリークスプア(オランダ)に6-3 6-3 6-1で圧勝し、勝ち上がった両者が4回戦で顔を合わせることになった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Ret.は途中棄権

大会7日目|1月20日

男子シングルス3回戦|主な試合結果

○68アルトゥール・カゾー(フランス)[WC] 6-3 6-3 6-1 ●72タロン・グリークスプア(オランダ)[28]

○80ホベルト・フルカチュ(ポーランド)[9] 3-6 6-1 7-6(4) 6-3 ●73ユーゴ・アンベール(フランス)[21]

○117ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)6-4 3-6 2-6 7-6(7) 6-0 ●113トミー・ポール(アメリカ)[14]

○128カルロス・アルカラス(スペイン)[2] 6-1 6-1 1-0 Ret. ●124シャン・ジュンチャン(中国)[WC]

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写真◎Getty Images

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