19歳ノスコバがグランドスラムの舞台でシフィオンテクから金星「この勝利が本当に欲しかった」 [オーストラリアン・オープン]

写真は世界ナンバーワンの選手から初の金星を挙げたリンダ・ノスコバ(チェコ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、19歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を3-6 6-3 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 昨年1月のアデレードで当時世界ランク2位だったオンス・ジャバー(チュニジア)に勝つなどして準優勝したにもかかわらず続く全豪では予選1回戦で敗れていたノスコバにとって、今回は同大会初の本戦出場となる。

 第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したシフィオンテクは第2セット3-3から3ゲームを連取されてセットオールに追いつかれ、第3セット1-2ダウンの直後に一旦追いついたものの3-3からふたたびサービスダウンを喫して2時間20分で逆転負けを喫した。

「言葉が出ないわ。世界ナンバーワンの選手に対する凄い試合になると思っていたけど、このような終わり方になるとは思っていなかった。この試合を勝ち抜くことができて本当にうれしい」とノスコバは試合後のオンコートインタビューで語った。

「(最終ゲームでは)少し動揺してしまってファーストサーブを2本外していいスタートじゃなかったけど、(30-30から)サービスエースを決めることができたわ」

 シフィオンテクは昨年10月の北京から負け知らずだったが、連勝は「18」でストップした。

「この1年半で自分が大きく成長したことは知っている。今夜は自分のテニスを信じていた。とにかくこの勝利が欲しかった。私は失うものは何もないと思ってコートに出たんじゃない。私はこの試合をとても真剣に受け止めていたの」とノスコバは試合後の記者会見で並々ならぬ決意で挑んでいたことを明かした。

「私は何度かトップ選手に勝ったことがあるけど、まぐれのようなものだったかもしれない。1000%信じてコートに立っていた訳じゃなかったわ。ただいいプレーができてうまくいっただけなの。でも今日は珍しく朝からストレスを感じていた。この試合が私にとって大きな意味を持つことを理解していたからよ」

 世界ナンバーワンの選手から初の金星を挙げたノスコバは次のラウンドで、ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を6-2 6-3で破って勝ち上がった第19シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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