クレイチコバが逆転勝利で2年ぶりの8強入り、16歳アンドレエワの進撃を阻止 [オーストラリアン・オープン]

写真はバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス4回戦で、第9シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)が16歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)に4-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめてベスト8に進出した。試合時間は1時間59分。

 全豪に10年連続出場(2015~19年の予選敗退を含む)となる28歳のクレイチコバは、2022年の準々決勝進出がこれまでの最高成績。第20シードで臨んだ昨年は、4回戦でジェシカ・ペグラ(アメリカ)に5-7 2-6で敗れていた。

 同大会のダブルスで2018年から6年連続でカテリーナ・シニアコバ(チェコ)とペアを組んだクレイチコバは2022年と23年に2連覇を達成していたが、今年はラウラ・シグムンド(ドイツ)とのコンビ(第5シード)で参戦している。

 ふたりはこれが3度目の対決だったが、クレイチコバが初勝利を挙げた。ハードコートでは昨年10月に北京(WTA1000)の1回戦で顔を合わせ、アンドレエワが6-2 6-2で勝っていた。

 今大会でのクレイチコバは1回戦でアジア・パシフィック枠の本戦ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て本戦デビューを果たした日本の本玉真唯(島津製作所)を2-6 6-4 6-3で、2回戦でタマラ・コルパッチ(ドイツ)を6-2 6-2で、3回戦では予選勝者のストーム・ハンター(オーストラリア)を4-6 7-5 6-3で破って16強入りを決めていた。

 クレイチコバは次のラウンドで、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。サバレンカは4回戦で、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)を6-3 6-2で下して勝ち上がった。

 昨シーズンにブレークスルーして世界ランクを405位から最高46位まで上げて2023年WTAアワードで最優秀新人賞に選ばれたアンドレエワは、昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)に続く2度目のグランドスラム4回戦で初勝利を挙げることはできなかった。

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写真◎Getty Images

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