16歳アンドレエワが憧れのジャバーとの初対決で金星「そこまで期待してなかった」 [オーストラリアン・オープン]

写真はオンコートインタビューを受けるミルラ・アンドレエワ(ロシア/左)とインタビュアーのローラ・ロブソン(イギリス)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、16歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)が第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-0 6-2で倒す番狂わせを演じた。

 オープニングゲームをブレークしたアンドレエワは6ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット5-2で迎えた最初のサービング・フォー・ザ・マッチを危なげなくキープして僅か54分でキャリア初の対トップ10勝利を決めた。

 アンドレエワがロッド・レーバー・アリーナでプレーしたのは、3時間18分に渡る死闘の末によき友人でもあるアリナ・コルネエワ(ロシア)に惜敗した昨年のジュニアの部決勝以来だった。

「試合前はとても緊張していました。私はオンスのプレーに凄く刺激を受けていたから。WTAツアーでプレーし始める前はいつも彼女の試合を観ていました」とアンドレエワは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第1セットで私は素晴らしいテニスを披露しました。正直に言って、自分自身はそこまで期待はしていませんでした。とにかく2度目となるこの大きなコートでテニスを楽しみ、この時間をエンジョイしたかっただけでした」

 インタビュアーのローラ・ロブソン(イギリス)に同じコートでプレーした昨年のジュニア決勝からどのように変わった聞かれたアンドレエワが「少し成熟したと感じる」と答え、ロブソンが「あなたはまだ16歳よ」と指摘すると「確かにそうですけど、去年は15歳だったから…」と返してスタンドから笑いが起きる場面があった。

 2023年のWTA最優秀新人賞に選ばれたアンドレエワは次のラウンドで、カミラ・ラヒモワ(ロシア)を7-5 6-2で破って勝ち上がったディアン・パリー(フランス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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