オスタペンコがマッチポイントを凌いだ末の逆転勝利で準々決勝へ「最後のポイントまで戦い抜いたことを誇りに思う」 [リンツ女子]
WTAツアー公式戦「オーバーエスターライヒ・レディース・リンツ」(WTA500/オーストリア・オーバーエスターライヒ州リンツ/1月29日~2月4日/賞金総額92万2573ドル/室内ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)が予選勝者のクララ・タウソン(デンマーク)に3-6 6-4 7-6(7)で競り勝ち8強入りを決めた。
上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、オスタペンコはこの試合が初戦だった。立ち上がりの4ゲームを取られるスロースタートで第1セットを落としたオスタペンコは第2セット1-4から5ゲームを連取してセットオールに追いつき、一進一退の展開で突入した第3セットのタイブレークで3度目のマッチポイントをものにして2時間21分で逆転勝利をおさめた。
タウソンは第3セット5-3からのサービスゲームでマッチポイントを握ったが、ピンチを凌いだオスタペンコがブレークバックに成功してタイブレークに持ち込んでいた。ふたりは2019年9月にルクセンブルクの決勝で一度対決しており、そのときはタウソンがディフェンディング・チャンピオンだったオスタペンコを6-3 4-6 6-4で倒していた。
オーストラリアン・オープンの女子ダブルスで決勝に進出したオスタペンコがリンツに到着したのは試合前日の水曜日で、初戦が終了したのは午前0時を回っていた。
「彼女は素晴らしい試合をしたけど、水曜日にオーストラリアから到着したばかりだったから正直に言って私は最高の状態じゃなかった。でも最後のポイントまで戦い抜いたことをとても誇りに思う」とオスタペンコは試合後のオンコートインタビューで語った。
2019年大会準優勝者のオスタペンコは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた予選勝者のジョディー・バレージ(イギリス)と対戦する。
そのほかの試合では第3シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)、第4シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、ディフェンディング・チャンピオンで第5シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)、クララ・ビュレル(フランス)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。
準々決勝ではベキッチがビュレルと、メルテンスがアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)と、ポタポワは第2シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)と顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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