オーストラリアン・オープン4強のイエストレムスカが時差に苦しみながらも初戦に勝利 [リンツ女子]

写真はダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「オーバーエスターライヒ・レディース・リンツ」(WTA500/オーストリア・オーバーエスターライヒ州リンツ/1月29日~2月4日/賞金総額92万2573ドル/室内ハードコート)の女子シングルス1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が予選勝者のエリカ・アンドレエワ(ロシア)を7-6(4) 3-6 6-2で振りきり、4強入りしたオーストラリアン・オープンからの再スタートを切った。

 タイブレークの末に第1セットを先取したイエストレムスカはワンブレーク差で第2セットを落としたが、第3セット1-1からサービスダウンを喫したあと最後の5ゲームを連取して2時間25分で今季5度目のフルセット勝利(予選を含む)を決めた。

 予選から9試合を戦い抜いてグランドスラム自己最高の準決勝進出を果たしたオーストラリアン・オープンを終えてヨーロッパに戻ってきたイエストレムスカは試合後のオンコートインタビューで時刻が午後4時15分だと聞かされると、「やっとわかったわ。ここに着いてから午後3時4時になると本当に眠たくなってくるの。今も時差ボケからの適応を続けているわ」と話した。

「第1セットはかなりうまくいっていたけど、第2セットで凄く疲れを感じてもうベッドに入っているような気がした。第3セットはなるようになれという感じだったけど、いくつかの小さな問題に何とか対処できてよかったわ」

 イエストレムスカは次のラウンドで、第3シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日は2回戦が3試合行われ、エカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)、ジョディー・バレージ(イギリス)が8強入りを決めた。

 第2シードのアレクサンドロワが予選勝者のユレ・ニーマイヤー(ドイツ)に6-3 6-0で快勝し、パブリウチェンコワがケイティ・ブルター(イギリス)を7-6(2) 6-4で倒し、予選勝者のバレージはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)を6-3 7-6(5)で退けた。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第5シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)が予選勝者のサラ・エラーニ(イタリア)を6-4 6-3で下し、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)は第8シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)に4-6 6-3 7-5で逆転勝利をおさめてそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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