パブリウチェンコワが膝の手術から復帰後ツアーレベルで2度目の準決勝進出 [リンツ女子]

写真は女子シングルス2回戦でのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「オーバーエスターライヒ・レディース・リンツ」(WTA500/オーストリア・オーバーエスターライヒ州リンツ/1月29日~2月4日/賞金総額92万2573ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が第4シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-3 6-2で下してベスト4に進出した。

 第6ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したパブリウチェンコワは第2セット第2ゲームでサービスダウンを喫して0-2とリードされたが、そこから最後の6ゲームを連取して1時間13分で快勝した。

 2022年に膝の手術を受けて約8ヵ月間の戦線離脱を余儀なくされたパブリウチェンコワにとって、これはツアーレベルでは復帰後2度目の4強入りとなる。

「前回の試合が3時間くらいかかったから、似たような接戦を想定してメンタル的に準備していたの。試合前に疲れてしまったくらいよ」とパブリウチェンコワは試合後のオンコートインタビューで語った。

「最初から最後までうまくできたと思うから、自分のパフォーマンスにはとても満足している。彼女(メルテンス)はスコアに関係なく常に奮闘するから、私はすべてのポイントに対して心構えができていた。それが彼女が持つ最高の能力のひとつだと思う。素晴らしいファイターだわ」

 2015年大会以来の優勝に近づいてきたことを指摘されたパブリウチェンコワは、「近づいてはいるけど、同時にかなり遠くもある。長い間トロフィーを手にしていないから、そうなったら本当に素敵でしょうね」と話した。

「準決勝に進めたこと自体がうれしいことだから、それを楽しみたいと思う。もちろん手強い相手が待っているから、目の前の試合に取り組んでいくつもりよ」

 パブリウチェンコワは次のラウンドで、予選勝者のジョディー・バレージ(イギリス)を6-1 6-2で破って勝ち上がった第1シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、エカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)とドナ・ベキッチ(クロアチア)の顔合わせとなった。第2シードのアレクサンドロワがディフェンディング・チャンピオンで第5シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)を6-2 7-6(8)で振りきり、第3シードのベキッチはクララ・ビュレル(フランス)を6-0 7-6(3)で退けた。

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写真◎Getty Images

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