エース対決で西岡良仁が逆転勝利、日本のワールドグループⅠ進出が決定 [デビスカップ日本対レバノン]

写真は第4試合のエース対決で日本の勝利を決める3勝目を挙げた西岡良仁(ミキハウス)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ワールドグループⅠプレーオフ「日本対レバノン」(2月2、3日/エジプト・カイロ/クレーコート)の第4試合で日本の西岡良仁(ミキハウス:単84位)がレバノンのベンジャミン・ハッサン(単152位)とのエース対決を1-6 7-6(2) 6-4で制し、日本が9月のワールドグループⅠ進出を決めた。試合時間は2時間11分。

 この結果で西岡は、ハッサンとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は2018年11月にキャンベラ(チャレンジャー7万5000ドル/ハードコート)の2回戦で一度顔を合わせており、西岡が6-4 6-3で勝っていた。

 2015年に初めて日本代表入りした28歳の西岡は今回が9度目のデ杯出場で、シングルスの戦績は8勝4敗となった。

 初日のシングルスを1勝1敗で終えた日本は、2日目のダブルスで西岡(複341位T)/綿貫陽介(SBC メディカルグループ:複579位)がハディ・ハビブ(複730位)/ハッサン(複1156位)を7-5 7-5で破って王手をかけていた。

 日本は昨年のワールドグループⅠ(9月16、17日/イスラエル・テルアビブ/室内ハードコート)でイスラエルに2勝3敗で敗れ、レバノンは同じくワールドグループⅡ(9月15、16日/レバノン・ジュニーエ/クレーコート)でジャマイカを4勝0敗で下してそれぞれワールドグループⅠプレーオフ進出が決まっていた。

 両国は1999年と2000年にアジア・オセアニア地区グループⅠで対戦しており、いずれも日本が4勝1敗で勝っていた。

 デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。

 24ヵ国がホーム&アウェー方式で争うワールドグループⅠプレーオフはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した12ヵ国が同年9月のワールドグループⅠへ、敗れた12ヵ国はワールドグループⅡに進む。

※文中の世界ランクは1月29日付

ワールドグループⅠプレーオフ|日本 3-1 レバノン

第1日|2月2日(金)

第1試合 ○西岡良仁(ミキハウス:単84位)6-3 6-4 ●ハディ・ハビブ(単304位)

第2試合 ●綿貫陽介(SBC メディカルグループ:単113位)2-6 6-7(3) ○ベンジャミン・ハッサン(単152位)

第2日|2月3日(土)

第3試合 ○西岡良仁(ミキハウス:複341位T)/綿貫陽介(SBC メディカルグループ:複579位)7-5 7-5 ●ハディ・ハビブ(複730位)/ベンジャミン・ハッサン(複1156位)

第4試合 ○西岡良仁(ミキハウス:単84位)1-6 7-6(2) 6-4 ●ベンジャミン・ハッサン(単152位)

第5試合 綿貫陽介(SBC メディカルグループ:単113位)打切 ハディ・ハビブ(単304位)

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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