全米ジュニア優勝者の17歳フォンセカがシード撃破でツアー初勝利「ここが僕の居場所」 [リオ・オープン]

写真は2023年USオープンでのジョアン・フォンセカ(ブラジル)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リオ・オープン」(ATP500/ブラジル・リオデジャネイロ/2月19~25日/賞金総額227万1715ドル/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、17歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル)が第7シードのアルトゥール・フィス(フランス)を6-0 6-4で倒す番狂わせを演じた。

 オープニングゲームをブレークしたフォンセカは6ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セット3-3から相手のサービスゲームを破ったリードを最後まで守りきって1時間30分でキャリア最大の勝利をもぎ取った。

 最後にフィスが放ったバックハンドがアウトになった瞬間、フォンセカはコートに膝をついて天を仰いでから頭を抱えた。

 昨年の全米ジュニア優勝者で世界ランク655位のフォンセカは昨年に続いてワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り、2度目のATPツアー参戦で初勝利を挙げた。

「凄くうれしい。自宅から10分の場所で、友人たちや家族全員が見守る中でツアー初勝利を挙げることができるなんてこれ以上のことはない。凄く特別なことだし、2回戦でもうひとつ狙っていくよ」とフォンセカは試合後のオンコートインタビューで語った。

「すべてのボールに集中していた。もちろん緊張して震えたけど、本当に勝ちたかったからやり遂げた。ここ数ヵ月は自分の成長に気持ちを集中させていたけど、その成果が出たと思う。僕はずっと成熟したし、ここが自分の居場所だと感じている。これからもこのような大きなスタジアムでプレーしたい」

 2006年生まれでATPツアー本戦勝利を挙げた最初の選手となったフォンセカは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたクリスチャン・ガリン(チリ)と対戦する。

 そのほかの試合では第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)がアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)を6-2 6-1で下して8強入りを決めたが、雨により同日に完了したシングルスはこの2試合だけだった。

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写真◎Getty Images

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