ツアー屈指のビッグサーバーとして知られる44歳カルロビッチが正式に引退を発表

写真は2019年オーストラリアン・オープンでのでのイボ・カルロビッチ(クロアチア)(Getty Images)


 テニス界屈指のビッグサーバーとして知られるイボ・カルロビッチ(クロアチア)が自身のSNSを更新し、正式に引退を発表した。元世界ランク14位でツアー8勝(ダブルスは2勝)を挙げた実績を持つ44歳のカルロビッチは、予選敗退に終わった2021年10月のインディアンウェルズを最後に公式戦でプレーしていなかった。

「皆さんの中には僕が最後に大会でプレーしてからかなりの時間が経っていることに気付いている方がいて、今でも毎日のようにツアーに戻るのか、いつ戻るのかと問い合わせがきます。がっかりさせて申し訳ありませんが、この文書をもって正式に引退を発表したいと思います」とカルロビッチはSNSを通して報告した。

「僕はテニス選手としてはかなり控えめなスタートを切りましたが、非常の満足のいく型破りで長いキャリアを送ることができました。僕が幼少期を過ごした80~90年代のクロアチアは今とまったく違う国でしたが、僕は自分の業績と乗り越えてきたことをとても誇りに思っています」

 大物選手たちを多くの名勝負を演じてきたカルロビッチはグランドスラム大会デビュー戦だった2003年ウインブルドンでディフェンディング・チャンピオンだったレイトン・ヒューイット(オーストラリア)を倒し、2009年の同大会で四大大会で唯一の8強入りを果たした。

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写真◎Getty Images

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