2018年大会チャンピオンの大坂なおみが好スタート「この勝利が必要だった」 [WTAインディアンウェルズ]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月6~17日/賞金総額925万8080ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)が予選勝者のサラ・エラーニ(イタリア)を6-3 6-1で下して好スタートを切った。

 2度先にサービスダウンを喫しながらもワンブレーク差で第1セットを先取した大坂は、第2セット0-1から最後の6ゲームを連取して1時間9分で快勝した。

「まず第一に、私にはもっと多くの試合をこなす必要がある。だからもちろん今日はこの勝利が必要だった。特に風があってとても難しい状況だったし、長い間そのような経験をしていなかったから」と世界ランク287位の大坂は試合後にコメントした。

「(BYEではなく)1回戦をプレーできたのは私にとって有益だったと思う。とにかく大会で勝ち進んでいくことを本当に楽しみにしているわ」

 2018年大会チャンピオンの大坂は次のラウンドで、第14シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 前日に雨で順延となっていたトップハーフ(ドローの上半分)の女子シングルス1回戦ではダニエル・コリンズ(アメリカ)、予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)と日比野菜緒(ブラス)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)、予選勝者のヘイリー・バティスト(アメリカ)とヌリア・パリザス ディアス(スペイン)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が勝利をおさめた。

 そのほかの試合ではレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)、ワン・シンユー(中国)、スローン・スティーブンス(アメリカ)、アンナ・ブリンコワ(ロシア)、クララ・ビュレル(フランス)、キャロライン・ドラハイド(アメリカ)、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)、ディアン・パリー(フランス)、オセアン・ドダン(フランス)、ワイルドカードを得て参戦した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が2回戦に駒を進めた。

 この日も雨によりボトムハーフ(ドローの下半分)の女子シングルス1回戦2試合が雨で中断して順延となり、2試合は延期となった。

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写真◎Getty Images

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