接戦を制したベレッティーニが8強入り、次はソネゴとの同胞対決 [ハッサン2世グランプリ]

写真は2023年ロレックス・モンテカルロ・マスターズでのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月1~7日/賞金総額65万1865ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、元世界ランク6位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がジャウメ・ムナール(スペイン)を6-4 4-6 6-3で倒してベスト8進出を決めた。

 第7ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したベレッティーニは3-1で迎えたレシーブゲームで0-40とリードしながら追いつかれたあと4-5からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット2-3から最後の4ゲームを連取して2時間20分で勝利をもぎ取った。

「それがテニスというものなんだろう。あの瞬間に自分がやったことを本当に誇りに思うけど、同時に起こったことを考え過ぎてしまったらこのような試合で勝つことはできない」とベレッティーニは試合後のオンコートインタビューで語った。

「自分に腹が立ったのは確かだけど、自分ができる最善のことはどうやってポイントを取って試合に勝つかを考えることだ。だから僕はそうしたんだ。その瞬間の自分を許して前進し続け、最終的に勝つことができた」

 ベレッティーニは次のラウンドで、スミト・ナガル(インド)を1-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった同胞で第4シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ソネゴはこの試合が初戦だった。

 そのほかの試合ではパベル・コトフ(ロシア)が第8シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-1 7-6(5)で退け、予選勝者のファビオ・フォニーニ(イタリア)は第1シードのラスロ・ジェレ(セルビア)に7-6(1) 2-6 6-4で競り勝ち、シードダウンを演じた両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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