ジョコビッチが昨年敗れたムゼッティに借りを返して5年ぶりの8強入り「このチャレンジを克服できて本当にうれしい」 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月7~14日/賞金総額664万2938ユーロ/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-5 6-3で退け5年ぶりのベスト8進出を決めた。

 オープニングゲームでサービスダウンを喫したジョコビッチは2度のチャンスを確実にものにして第1セットを先取し、第2セットでは2度先にリードしながらその都度追いつかれはしたが4-3から最後の2ゲームを連取して1時間58分で試合を締めくくった。

「第1セット4-3で彼(ムゼッティ)が40-0とリードしていたときに観客とちょっとしたやり取りがあったんだけど、それを境に勢いがついた。彼は少し集中力を失った。最初の7ゲームでは彼のほうがいいプレーをしていたし、素晴らしいテニスをしていた。本当にいいショットを打って僕を走らせていた」とジョコビッチは試合を振り返った。

「でもクレーコートだからあっという間に形勢が逆転する可能性があるし、このサーフェスではワンブレークはそれほど大きなアドバンテージではない。第2セットはアップダウンが激しかったから、厳しい局面でもアグレッシブであり続けたことが報われてよかったよ」

 両者は昨年の大会でも3回戦で顔を合わせ、ムゼッティが4-6 7-5 6-4で勝っていた。

「僕は昨年の大会で彼に負けた。似たような状況だった。僕は第1セットを取って第2セットで4-2とリードしていた。今日も(第2セット)4-2で40-15からブレークされたときはそのことが脳裏をよぎったと言わざるを得ない。昨年のようなシナリオにならないようにと思ったよ。このチャレンジを克服できて本当にうれしいし、次の試合を楽しみにしている」

 ジョコビッチは次のラウンドで、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)との同胞対決を6-3 6-4で制して勝ち上がった第11シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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