アンドレエワが17歳のバースデー勝利でWTA1000大会初の8強入り「期待やプレッシャーは何もない」 [マドリッド・オープン]

写真はミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額877万480ドル/クレーコート)の女子シングルス4回戦でミルラ・アンドレエワ(ロシア)が第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)を7-6(2) 6-4で倒し、17歳の誕生日を勝利で飾った。

 2-5から挽回してタイブレークの末に第1セットを先取したアンドレエワは第2セット5-3からブレークバックを許したが、直後に5度目のブレークに成功して1時間40分で勝利をもぎ取った。

 昨年の同大会でツアーレベルの初勝利を挙げたアンドレエワは1年後、WTA1000大会で初の8強入りを決めた。

 2009年にWTAのフォーマットが変更されてからWTA1000レベルの大会で準々決勝に進出した彼女より若い選手は当時16歳だった2021年3月にドバイで達成したココ・ガウフ(アメリカ)のみで、18歳未満で同じことをやってのけたのはアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)とキャサリン・ベリス(アメリカ)を加えてアンドレエワが4人目となる。

「正直に言って、私は年を取ったと感じている。(年を取ることについて)何が怖いのかわからないけど、私はとにかく以前と同じ人間でいたい。でも年齢を気にするべきではないこともわかっている。私はこれからも昔のままでいると思うけど、時間が経つのは早いものだわ」とアンドレエワは試合後にコメントした。

「勝ったときはいつだってうれしいし、今日が特別だと言うことはできない。また別の試合という感じかしら。私には期待やプレッシャーは何もない。とにかく同じマインドセットで、依然と同じようにプレーするだけよ。結果はなるようにしかならないから」

 アンドレエワは次のラウンドで、マッチ15連勝中だった第13シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)を4-6 6-4 6-3で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 このカードは昨年の同大会4回戦で一度実現しており、そのときはサバレンカが6-3 6-1で勝っている。

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写真◎Getty Images

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