フィジカルに問題を抱えるシナーがハチャノフに逆転勝利で準々決勝へ「今日は本当に厳しかった」 [マドリッド・オープン]

写真は男子シングルス2回戦でのヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月24日~5月5日/賞金総額924万9713ユーロ/クレーコート)の男子シングルス4回戦で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第16シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に5-7 6-3 6-3で逆転勝利をおさめてベスト8に進出した。

 5-5からサービスダウンを喫して第1セットを落としたシナーは第2ゲームで初めてブレークしたリードを守って第2セットを取り返し、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間10分で試合を締めくくった。

「今日は本当に厳しかった。彼のサービスが非常によかったからリターンが難しかった。第1セットでブレークされたときは僕のほうにミスが出たけど、そういうことは起こり得る。第2セットでは集中力を切らさないように心掛け、早い段階でブレークできて少し自信が持てるようになったんだ」とシナーは試合を振り返った。

「第3セットの序盤にブレークポイントに直面したときは苦しかったけど、本当にいいサービスを打って何とか乗り越えた。それから少し調子がよくなったから本当によかった。次のラウンドではどうなるだろうね」

 パベル・コトフ(ロシア)に対する3回戦で股関節の違和感に苦しんだシナーは、「振り返ってみると今年はたくさん試合をしてあまりオフの時間がなかったから、こういうことが起きることもある。昨日よりも状態が悪ければプレーするかどうか考えただろうけど、キャリアの早い段階でそのような状況を乗り越えるチャンスがあるならトライしたいと思っている」と体の問題について説明した。

「確かに今日はフィジカル面で100%ではない。明日は試合がないから何とかなるだろう。今日の試合で勝てば明日は回復のために使えるとわかっていたけど、厳しい試合だったからしっかり休まないとね」

 シナーは次のラウンドで、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 7-5で破って勝ち上がったフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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