ラフェチュカがメドベージェフの途中棄権で初のマスターズ4強入り「勝ち方を選べるならこのような結果は望まなかった」 [マドリッド・オープン]

写真はイリ・ラフェチュカ(チェコ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/4月24日~5月5日/賞金総額924万9713ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第1セット終了後に右脚のケガを理由に棄権したため、イリ・ラフェチュカ(チェコ)のベスト4進出が決まった。

 試合は4-4までサービスキープで進んだあと、初のブレークに成功した第30シードのラフェチュカが続くサービング・フォー・ザ・セットをキープして第1セットを締めくくった。第5ゲーム終了後に右脚の問題を訴えメディカルタイムアウトを取って治療のためにコートを離れたメドベージェフは次のチェンジエンドでもマッサージを受けたが、第1セット終了直後に試合続行を断念した。

 メドベージェフはこの試合に勝てば、カルロス・アルカラス(スペイン)を抜いて世界ランク3位に浮上できるはずだった。

「このような試合は決して簡単じゃない。もしこの試合にどのように勝つか選べるなら、このような結果は望まなかった。だからもちろん相手が苦しんでいるのを見るのは決して楽じゃないけど、あのときはとにかく自分に集中して最高レベルを発揮する必要があった」とラフェチュカは試合後にコメントした。

 ラフェチュカはATPマスターズ1000大会で初の準決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が股関節のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がったフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。

 4強入りした時点でランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで自己最高の22位に浮上した22歳のラフェチュカは、決勝に勝ち進めばトップ20入りを決めることができる。

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写真◎Getty Images

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