元ジュニア世界1位ビュレルがディフェンディング・チャンピオンを倒して8強入り、スビトリーナに前年準決勝の雪辱 [ストラスブール国際]

写真はクララ・ビュレル(フランス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ストラスブール国際」(WTA500/フランス・ストラスブール/5月19~25日/賞金総額92万2573ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、タイトル防衛を目指していた第7シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が2018年ジュニア世界ナンバーワンのクララ・ビュレル(フランス)に6-7(1) 6-4 1-6で敗れた。

 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に先取したビュレルは4-5からサービスダウンを喫して第2セットを取り返されたが、第3セット0-1から最後の6ゲームを連取して2時間15分で前年の雪辱を果たした。

 同大会は今年からWTA500に格上げされたが、スビトリーナは昨年の大会で3年ぶりの優勝を飾って産休後の初タイトルを獲得する過程の準決勝でビュレルを4-6 7-5 6-3で倒していた。スビトリーナは同大会でマッチ9連勝中だったが、初参戦だった2013年(初戦敗退)以来の2敗目を喫した。

 世界ランク自己最高43位で今大会を迎えている23歳のビュレルは1月のオーストラリアン・オープン2回戦で世界5位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)と倒してキャリア初の対トップ10勝利をマークしたあと、3月にはインディアンウェルズ2回戦で同3位のココ・ガウフ(アメリカ)に6-3 3-6 6-7(4)で敗れはしたがぎりぎりまで追い詰めていた。

 トップ20の選手に対するキャリア2勝目を挙げたビュレルは次のラウンドで、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-1 6-2で破って勝ち上がった第3シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、コリンズはこの試合が初戦だった。

 そのほかの試合では第1シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、第2シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第4シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、マグダ・リネッテ(ポーランド)、アンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 第6シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)はリネッテに7-6(5) 3-6 3-6で敗れ、シードを守れず2回戦で姿を消した。

 準々決勝ではボンドルソバがカリニーナと、アダッド マイアが第5シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と、キーズはリネッテと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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