シェリフが僅か1ゲームしか落とさず圧勝、決勝ではツアー初優勝を目指す元NCAAチャンピオンのスターンズと初対決 [WTAラバト]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのマヤル・シェリフ(エジプト)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ラーラ・メリヤム王女殿下グランプリ」(WTA250/モロッコ・ラバト/5月19~25日/賞金総額26万7082ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝が行われ、マヤル・シェリフ(エジプト)とペイトン・スターンズ(アメリカ)がタイトルをかけて初対決することになった。

 シェリフがカミラ・ラヒモワ(ロシア)を6-0 6-1で退け、スターンズは1セットダウンから奮起してビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)に6-7(6) 7-5 7-6(4)で競り勝った。

 エジプト女子テニスの先駆者として歴史を塗り替え続けている28歳のシェリフがツアーレベルで決勝に進出したのは、初優勝を飾った2022年10月のパルマ(WTA250/クレーコート)以来でキャリア3度目となる。今シーズンのシェリフはWTA125Kシリーズの大会で2度決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わっていた。

 テキサス大学オースティン校でプレーしていた2022年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでチャンピオンに輝いた実績を持つ22歳のスターンズは昨年4月のボゴタ(WTA250/クレーコート)で一度ツアー決勝を経験しているが、タチアナ・マリア(ドイツ)に3-6 6-2 4-6で敗れていた。

 ダブルスは決勝が行われ、第4シードのイリーナ・クロマキワ/ヤナ・シジコワ(ともにロシア)が第2シードのアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/シュー・イーファン(中国)を6-3 6-2で下して同ペアでの初タイトルを獲得した。

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写真◎Getty Images

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