エジプト女子テニスの歴史を塗り替え続けるシェリフが同国選手として初のWTAツアー優勝 [パルマ女子オープン]

写真はUSオープンでのマヤル・シェリフ(エジプト)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「パルマ女子オープン」(WTA250/イタリア・エミリア ロマーニャ州パルマ/9月26日~10月1日/賞金総額25万1750ドル/クレーコート)の女子シングルス決勝で、マヤル・シェリフ(エジプト)が第1シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を7-5 6-3で倒し、エジプト人として初めてWTAツアーのチャンピオンに輝いた。

 サカーリは第1セット5-6のサービスゲームで40-15としながらブレークを許し、第2セットは先に2-0と先行しながらリードを守ることができなかった。シェリフは1時間36分で試合を締めくくり、対トップ10初勝利をマークした。

 前日の試合が雨により中止となっていたため、これに先立ちサカーリがダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)を7-5 6-2で下し、シェリフは2時間50分をかけて第6シードのアナ・ボグダン(ルーマニア)に6-4 3-6 6-4で競り勝っていた。

 エジプト女子テニスの先駆者として歴史を塗り替え続けている26歳のシェリフがツアーレベルで決勝に進出したのは、準優勝を飾った昨年8月のクルジュ ナポカ(WTA250/クレーコート)以来でキャリア2度目だった。

 世界ランク7位ながらツアー決勝に進出したのが6度目だった27歳のサカーリは、2019年5月のラバト(WTAインターナショナル/クレーコート)以来の2勝目を目指していた。

 ダブルス決勝はアナスタシア・デチュック/ミリアム・コロジェヨバ(ともにチェコ)がアランチャ・ラス(オランダ)/タマラ・ジダンセク(スロベニア)とのノーシード対決を1-6 6-3 [10-8]で制し、ともにツアー初タイトルを獲得した。

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写真◎Getty Images

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