1回戦最大の注目カードでズベレフがナダルにストレート勝利、足首の大ケガを負った2022年大会準決勝以来の再戦 [フレンチ・オープン]

写真は1回戦最大の注目カードを戦い終えたアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/奥)とラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が歴代最多記録である14回の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)を6-3 7-6(5) 6-3で退けた。試合時間は3時間5分。

 ふたりはズベレフが足首の大ケガを負った2022年大会準決勝以来となる11回目の対決だったが、ズベレフが4勝目を挙げた。

 同大会に10年連続出場(2015年の予選敗退を含む)となる27歳のズベレフは、3度のベスト4(2021~23年)がこれまでの最高成績。ケガからの復帰過程で第22シードで臨んだ昨年は、準決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー)に3-6 4-6 0-6で敗れていた。

 前哨戦のローマ(ATP1000/クレーコート)で2年前の大ケガから復帰後初めてATPマスターズ1000大会のタイトルを獲得してパリに乗り込んできたズベレフは、連勝を「7」に伸ばした。

 今回が最後のロラン・ギャロスとなる可能性が高いと言われている37歳のナダルは、フィジカルの問題を抱えているためクレーコートの前哨戦3大会で5勝3敗の戦績で今大会を迎えていた。

 ロラン・ギャロスで112勝を挙げているナダルは19回目の出場で4敗目を喫したが、初戦で敗れたのは今回が初となる。

 ズベレフは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)とダビド・ゴファン(ベルギー)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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