「彼はグランドスラムをたくさん勝ち獲る」ケガで準決勝途中棄権のズベレフをナダルが激励 [フレンチ・オープン]

フレンチ・オープン準決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が右足を捻って棄権。ラファエル・ナダル(スペイン)と健闘を称え合った(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に対して7-6(8) 6-6でリードした時点でズベレフが右足を強く捻って棄権した。

 ナダルが決勝に進出し、試合後ズベレフにメッセージを送った。

「とてもつらく、悲しい。今大会、彼は信じられないほど素晴らしいプレーをしてきた。ツアーの中でもいい仲間だ。彼がグランドスラム大会で優勝するために、どれほどもがいているのかを知っている。凄くアンラッキーだった。彼は間違いなく、グランドスラムを一度だけでなく、たくさん獲るはずだ。今後の活躍を祈っている」

「スーパータフな試合だった。3時間を超えたのに、まだ第2セットも終わっていなかったんだ。彼が今日のように途轍もなくハイレベルなプレーをすると、ツアーの中でも一番難しいチャレンジになる。この状況で多くを話すのは難しい。皆も知っての通り、僕にとってはまたロラン・ギャロスで決勝の舞台に立つということは間違いなく大きな夢だ。それと同時にこんな終わり方は…。実は、今コートに戻ってくる前、小さな部屋でサーシャ(ズベレフ)と2人で一緒にいたんだ。彼が泣いているのを見るのは辛かった。とにかく早い回復を祈っている」

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写真◎Getty Images

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