アルナルディがルブレフを倒す番狂わせで2度目のグランドスラム16強入り「人生で最高のテニスができた」 [フレンチ・オープン]

写真はキャリア2度目のグランドスラム16強入りを決めたマッテオ・アルナルディ(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、マッテオ・アルナルディ(イタリア)が第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-6(6) 6-2 6-4で倒す番狂わせを演じて16強入りを決めた。

 3-3から先にサービスダウンを喫した直後に追いついたアルナルディは突入したタイブレークでセットポイントを凌いだ末に第1セットを先取し、1-2から5ゲームを連取して第2セットも奪うと第3セット第7ゲームでブレークしたリードを最後まで守りきって2時間33分でキャリア3度目の対トップ10勝利をもぎ取った。

 勢いに乗ったアルナルディに合計47本のウィナーを決められたルブレフは第3セットの後半に癇癪を起こし、自分の膝を何度も叩くシーンもあった。

「人生最大の勝利のひとつがかかっていた訳だから、最後のサービスゲームは本当に緊張したよ。でも本当にうまくやり遂げた。自分自身に集中し、正しいことを実行した」とアルナルディは試合を振り返った。

「信じられない。間違いなく人生で最高のテニスができたと思う。通常の大会で2セットやり抜くのはそれほど難しくはないけど、グランドスラム大会で3セットをこのレベルでプレーできるなんて予想もしていなかった。確かに彼(ルブレフ)は最高のテニスをしていなかったかもしれないけど、僕は正しい戦術を使って彼にプレッシャーをかけた。今日はそれがうまくいったと思う」

 23歳のアルナルディは昨年のUSオープンに続く2度目のグランドスラム4回戦で、ジャン・ジジェン(中国)を6-3 6-3 6-1で破って勝ち上がった第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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