男子はシナーら5人が2回戦を突破、残り11試合は雨で順延 [フレンチ・オープン]

写真はヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第2シードのヤニク・シナー(イタリア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したリシャール・ガスケ(フランス)を6-4 6-2 6-4で下してベスト32に進出した。試合時間は2時間15分。

 同大会に5年連続出場となる22歳のシナーは、初挑戦だった2020年のベスト8がこれまでの最高成績。第8シードで臨んだ昨年は、2回戦でダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)に7-6(0) 6-7(7) 6-1 6-7(4) 5-7で惜敗していた。

 1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム初制覇を果たしたシナーは今季3勝を挙げて28勝2敗の戦績で今大会を迎えているが、前哨戦のマドリッド(ATP1000/クレーコート)で股関節を負傷して続くローマ(ATP1000/クレーコート)の欠場を余儀なくされていた。

 この大会でノバク・ジョコビッチ(セルビア)がタイトルを防衛してもシナーは決勝に進出すれば世界ランク1位の座に就くことができ、ジョコビッチが決勝進出を逃した時点でATPランキング史上初のイタリア人ナンバーワンが誕生することになる。

 シナーは次のラウンドで、2015年大会チャンピオンのスタン・ワウリンカ(スイス)を7-6(5) 6-4 1-6 7-6(5)で破って勝ち上がったパベル・コトフ(ロシア)と対戦する。

 そのほかの試合では第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)、第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が3回戦に駒を進めたが、中断した5試合を含む男子シングルス2回戦11試合が雨により順延となった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

大会4日目◎5月29日|主な試合結果

男子シングルス2回戦

○65アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[6] 6-3 6-4 6-3 ●67ペドロ・マルチネス(スペイン)

70アレクサンドル・ミュレー(フランス)[WC] 3-5 順延 71マッテオ・アルナルディ(イタリア)

74ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)3-4 順延 75ジャン・ジジェン(中国)

○80ステファノス・チチパス(ギリシャ)[9] 6-3 6-2 6-7(2) 6-4 ●78ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)

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81ベン・シェルトン(アメリカ)[15] 5-5 順延 83錦織圭(日本/ユニクロ)

86ヘンリー・スクワイア(ドイツ)[Q] 延期 88フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)[21]

89セバスチャン・コルダ(アメリカ)[27] 5-4 順延 92クォン・スンウ(韓国)

○96カルロス・アルカラス(スペイン)[3] 6-3 6-4 2-6 6-2 ●94イェスパー・デ ヨング(オランダ)[Q]

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97ホベルト・フルカチュ(ポーランド)[8] 5-6 順延 100ブランドン・ナカシマ(アメリカ)

102デニス・シャポバロフ(カナダ)延期 104フランシス・ティアフォー(アメリカ)[25]

106ジズー・ベルグス(ベルギー)[Q] 延期 108マクシミリアン・マルテレル(ドイツ)

109ファビアン・マロジャン(ハンガリー)延期 112グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[10]

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114コランタン・ムーテ(フランス)延期 115アレクサンダー・シェフチェンコ(カザフスタン)

118セバスチャン・オフナー(オーストリア)延期 120セバスチャン・バエス(アルゼンチン)[20]

○122パベル・コトフ(ロシア)7-6(5) 6-4 1-6 7-6(5) ●123スタン・ワウリンカ(スイス)

○128ヤニク・シナー(イタリア)[2] 6-4 6-2 6-4 ●125リシャール・ガスケ(フランス)[WC]

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写真◎Getty Images

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