ネットプレーにも取り組むルバキナが3年ぶり2度目のベスト8進出「進歩はしていると感じている」 [フレンチ・オープン]

写真は3年ぶり2度目の8強入りを決めたエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第15シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-4 6-3で下して3年ぶり2度目のベスト8進出を決めた。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したルバキナは第2セットも4-1とリードを広げ、ひとつブレークを返されたあと4-3から最後の2ゲームを連取して1時間9分で試合を締めくくった。

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に勝った2021年大会で初めて達成したルバキナにとって、四大大会で8強入りしたのはキャリア5度目となる。

 スビトリーナとはこれが4度目の対決だったが、ルバキナが2勝2敗のタイに追いついた。クレーコートでは2020年9月にストラスブールの決勝で顔を合わせ、スビトリーナが6-4 1-6 6-2で勝っていた。

「エリナは厳しい相手で、私たちは何度か対戦しているけど彼女は素晴らしいファイターだからいつも難しい試合になる。でも今日のプレーぶりには本当に満足している」とルバキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

 いつものように強力なサービスを軸に5本のサービスエースを含む26本のウィナーを決めたルバキナは第2セットに入るとネットプレーでポイントを取る確率が上がり、試合全体で18回中12ポイントを獲得した。

「もっと頻繁にネットに出るよう試みている」とルバキナは試合後の記者会見で明かした。

「当然ながらその部分が改善すればラリーを締めくくるのがもっと簡単になると思う。でももちろんスコアによるし、自信があるかどうかも関係してくる。ゆっくりではあるけど、その点で進歩はしていると感じている」

 ルバキナは次のラウンドで、エリナ・アバネシアン(ロシア)を4-6 6-0 6-1で破って勝ち上がった第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)と対戦する。両者は過去3戦しており、ルバキナが2勝1敗とリードしている。

 2月のドバイでキャリア最大のタイトルを獲得したパオリーニは初めてトップ20入りを果たし、グランドスラム自己最高のシード順位で迎えた今大会で初の準々決勝進出を決めた。

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写真◎Getty Images

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