ガウフがジャバーに逆転勝利で準優勝を飾った2022年以来のベスト4進出「勝つために必要なことをした」 [フレンチ・オープン]

写真は逆転勝利で4強入りを決めたココ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)が第8シードのオンス・ジャバー(チュニジア)に4-6 6-2 6-3で逆転勝利をおさめ、同大会で準優勝を飾った2022年以来のベスト4進出を決めた。

 第7ゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたガウフは3-2から3ゲームを連取して第2セットを取り返し、第3セット2-1からブレークしたリードを最後まで守りきって1時間57分で勝利を決めた。

 2000年以降で21歳以下の女子選手がロラン・ギャロスの準決勝に2度以上勝ち残ったのはマルチナ・ヒンギス(スイス)、キム・クライシュテルス(ベルギー)、ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)、アナ・イバノビッチ(セルビア)、イガ・シフィオンテク(ポーランド)に続きガウフが6人目となる。

 今季9大会に出場して6勝(9敗)と芳しくない戦績で今大会を迎えていたにもかかわらずここまで勝ち上がってきたジャバーはドロップショットと強打をうまく織り交ぜた多彩なプレーで第1セットを取ったが、マッチポイントでのスマッシュミスが象徴するように第2セットと第3セットだけで28本ものアンフォーストエラーを犯して墓穴を掘った。

 最終的に3度目のマッチポイントをものにして試合を締めくくったガウフは、「私は間違いなくもっとアグレッシブにプレーしようとした。彼女は試合中ずっと本当にいいプレーをしており、ウィナーをたくさん決めていた。私はそのような状況に慣れていなかったから、今日はとにかく最後までアグレッシブにプレーしようとしていたの。最後のマッチポイントでは少し硬くなってしまったけど、勝つために必要なことはやったと思う」と形勢を逆転した過程を振り返った。

「私のベンチの後ろに座っていた2人のファンが応援してくれていたの。大きな声ではなかったけど彼らの声が聞こえて勇気づけられたわ。私はパリでたくさんの愛情を受けていることを知っている。次も勝ち進めるように助けてくれることを願っている」

 ガウフは次のラウンドで、2019年大会で準優勝した実績を持つ第5シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-0 6-2で破って勝ち上がった第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。

 ふたりはロラン・ギャロスの異なるラウンドで3年連続の対決となるが、2022年決勝と昨年の準々決勝ではいずれもシフィオンテクがストレートで勝っている。

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写真◎Getty Images

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