大谷桃子が上地結衣との日本人対決を制して準決勝へ、田中愛美はダブルスで初戦突破 [フレンチ・オープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルス1回戦での田中愛美(長谷工コーポレーション)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の車いす女子シングルス準々決勝で、大谷桃子(かんぽ生命保険)が第2シードの上地結衣(三井住友銀行)との日本人対決を6-7(1) 7-5 6-4で制してベスト4進出を決めた。試合時間は2時間54分。

 同大会に3年連続4度目の出場となる28歳の大谷は、初参戦だった2020年に決勝で上地に敗れはしたがグランドスラム自己最高の準優勝をマーク。第4シードで臨んだ昨年は、準決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)に3-6 2-6で敗れていた。

 大谷は次のラウンドで、リジー・デ グレーフ(オランダ)を6-3 6-3で破って勝ち上がったジュ・ジェンジェン(中国)と対戦する。

 そのほかの女子日本勢は田中愛美(長谷工コーポレーション)がシングルス1回戦で敗れたダナ・マシューソン(アメリカ)とペアを組むダブルスの初戦に臨み、ポリーヌ・デルレード/エマニュエル・モーク(ともにフランス)に5-7 6-1 [10-3]で逆転勝利をおさめた。

 車いすテニスは昨年から再度規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

大会11日目|6月5日◎車いすの部女子

車いす女子シングルス準々決勝◎試合結果|日本人選手

○14大谷桃子(日本/かんぽ生命保険)6-7(1) 7-5 6-4 ●16上地結衣(日本/三井住友銀行)[2]

車いす女子シングルス準決勝◎組み合わせ

1ディーダ・デ グロート(オランダ)[1] vs 5アニーク・ファンクォト(オランダ)[4]

11ジュ・ジェンジェン(中国)vs 14大谷桃子(日本/かんぽ生命保険)

車いす女子ダブルス1回戦◎試合結果|日本人選手

○3ダナ・マシューソン/田中愛美(アメリカ/長谷工コーポレーション)5-7 6-1 [10-3] ●4ポリーヌ・デルレード/エマニュエル・モーク(フランス)

車いす女子ダブルス準決勝◎組み合わせ

1上地結衣/クオザード・モンジェーヌ(三井住友銀行/南アフリカ)[1]と2アンヘリカ・ベルナール/ルーシー・シューカー(コロンビア/イギリス)の勝者 vs 3ダナ・マシューソン/田中愛美(アメリカ/長谷工コーポレーション)

5リー・シャオフイ/ジュ・ジェンジェン(中国)vs 7大谷桃子/ワン・ジイン(かんぽ生命保険/中国)と8ディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)[2]の勝者

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写真◎Getty Images

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