USオープン優勝経験者同士の大坂とアンドレスクがともに2回戦突破で2019年10月以来2度目の対決へ「彼女は対戦していて本当に楽しい選手」 [WTAスヘルトーヘンボス]

写真は大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「リベマ・オープン」(WTA250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月12~18日/賞金総額23万2244ユーロ/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したスーザン・ラメンズ(オランダ)を6-2 6-2で退けベスト8進出を決めた。

 第1セット2-2から7ゲームを連取して相手を圧倒した大坂は、第2セット5-2から4度目のブレークに成功して54分で快勝した。大坂はファーストサーブの確率が39%と低かったが、9本のサービスエースを決めて一度もブレークポイントに直面しなかった。

「不思議なことに、私にとってグラスコートはクレーコートよりもフィジカル面の要求が高いサーフェスかもしれない。コーナーに追い込まれたらそこから抜け出すための強さなければならないし、それができないとポイントは終わってしまう」と大坂は試合後にコメントした。

「その部分で私はとても自信を感じている。それが自分のプレーに反映されているのかもしれない」

 大坂は次のラウンドで、第6シードのユアン・ユエ(中国)を6-4 6-4で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のビアンカ・アンドレスク(カナダ)と対戦する。

 ともにUSオープン優勝経験(大坂が2018年&20年、アンドレスクは2019年)のある両者は2019年10月に北京の準々決勝で一度対決しており、大坂が当時17連勝中だったアンドレスクを5-7 6-3 6-4で倒している。

「彼女(アンドレスク)が素晴らしい選手だということは覚えているし、事実として知っている。今年にふたたび試合ができるなんて本当にクールだわ。ふたりともカムバックに取り組んでいるし、ほとんど復活しているようなものだから凄く楽しくなりそうね」と大坂は次戦を見据えた。

「とても難しい試合になると思う。彼女はプレースタイルや立ち位置など試合中にいろんなことを変えることができるから、対戦していて本当に楽しい選手なの」

 そのほかの試合ではグリート・ミネン(ベルギー)が第7シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-1 0-6 7-5で倒して8強入りを決めたほか、第2シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第5シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、ユレ・ニーマイヤー(ドイツ)、予選勝者のロビン・モンゴメリー(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

 第8シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)はモンゴメリーに7-6(4) 3-6 5-7で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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