ブルターがベスト4進出一番乗り、準々決勝3試合が雨で延期もボトムハーフは地元イギリス勢のみに [WTAノッティンガム]
WTAツアー公式戦「ロスシー・オープン」(WTA250/イギリス・ノッティンガム/6月10~16日/賞金総額26万7082ドル/グラスコート)の女子シングルス準々決勝で、第3シードのケイティ・ブルター(イギリス)が第5シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド)を6-2 6-4で下してベスト4進出一番乗りを決めた。
1-2から雨による中断を挟んで5ゲームを連取して第1セットを先取したブルターは第2セット第2ゲームで一度だけサービスダウンを喫したが、そこから2度連続でブレークに成功してリードを奪うと最初のサービング・フォー・ザ・マッチをラブゲームでキープして1時間23分で試合を締めくくった。
「第1セットでは本当にいいテニスができた。徐々に勢いがついてきたし、今日は勝ち上がることができてうれしい。雨雲が近づいているのが見えたから、できるだけ早く試合を終えたかったの」とブルターは試合後のオンコートインタビューで語った。
「多くのイギリス人選手が好調なのは素晴らしいことだわ。私たちは本当にいい状態にある」
ディフェンディング・チャンピオンのブルターは次のラウンドで、ともにワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)と先天性指欠損(外胚葉異形成症)という稀な遺伝子疾患を持つ23歳のフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)の勝者と対戦する。
これに先立ち前日に第3セット6-5の30-30で雨により順延となっていた準々決勝をプレーしたジョーンズは再開直後にブレークポイントを握られたあと3ポイントを連取してアシュリン・クルーガー(アメリカ)を6-4 4-6 7-5で倒したが、ラドゥカヌに対する準々決勝は雨で延期となった。
しかしながらボトムハーフ(ドローの下半分)で勝ち残っているのはイギリス人選手のみとなったため、地元選手が決勝に進出することが確定した。
そのほかの試合では第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が雨で延期となっていた2回戦で予選勝者のリンダ・フルビルトバ(チェコ)を6-2 6-1で退けたあと第6シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対決する予定だったが、ディアン・パリー(フランス)とキンバリー・ビレル(オーストラリア)の一戦を含め準々決勝3試合が雨で延期となった。
写真◎Getty Images
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