トップシードのサカーリが初戦で敗れる番狂わせ、ニーマイヤーがグラスコートでキャリア3度目の対トップ10勝利 [バート ホンブルク・オープン]

写真はエコトランス女子オープンでのマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「バート ホンブルク・オープン」(WTA500/ドイツ・ヘッセン州バート ホンブルク/6月23~29日/賞金総額80万2237ユーロ/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、第1シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が世界ランク96位のユレ・ニーマイヤー(ドイツ)に6-2 2-6 6-7(4)で逆転負けを喫した。

 予選決勝で敗れていたニーマイヤーは前週のバーミンガムで4強入りしたエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)が体調不良で棄権したため、試合の30分前にラッキールーザーで繰り上がったことを知らされていた。

 相手のサービスゲームを2度ずつ破ってセットを分け合ったあと第3セットで2度先にブレークを許しながらその都度追いついたサカーリは5-6からマッチポイントを凌いだ末にキープしてタイブレークに持ち込んだが、ニーマイヤーが2度目のチャンスをものにして2時間34分で競り勝った。

 ニーマイヤーが対トップ10勝利を挙げたのはキャリア4度目だが、グラスコートでは3勝目となる。彼女は2022年ウインブルドン2回戦で当時世界3位のアネット・コンタベイト(エストニア)を、昨年のベルリン1回戦では6位だったオンス・ジャバー(チュニジア)を倒していた。

 サカーリは16強入りした5月のローマを最後に勝てておらず、マッチ4連敗となった。

 番狂わせを演じたニーマイヤーは次のラウンドで、前日にアランチャ・ラス(オランダ)を6-4 6-1で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のパウラ・バドーサ(スペイン)と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第4シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、リンダ・ノスコバ(チェコ)、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)、ディアナ・シュナイダー(ロシア)、アンナ・ブリンコワ(ロシア)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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