ラドゥカヌが初戦に快勝「コートに適応することが大事だった」 [WTAイーストボーン]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ロスシー国際」(WTA500/イギリス・イーストボーン/6月24~29日/賞金総額92万2573ドル/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がスローン・スティーブンス(アメリカ)を6-4 6-0で下して好スタートを切った。

 スティーブンスは2-2から先にブレークした直後に追いつかれたあともう一度相手のサービスゲームを破ったが、ラドゥカヌが第1セット3-4から最終的に最後の9ゲームを連取して1時間16分で快勝した。

 ともにUSオープンで優勝経験(スティーブンス:2017年、ラドゥカヌ:2021年)のある2人は2022年オーストラリアン・オープン1回戦で一度対決しており、ラドゥカヌが6-0 2-6 6-1で勝っていた。

「コートに適応することが大事だったと思う。イーストボーンでもここのセンターコートでもプレーしたことがなかったし、すべてのコートで少しプレーが違ってくる。最初は自分にとってベストなやり方を見つけ、自分のテニスをしようと心掛けていた」とラドゥカヌは試合後のオンコートインタビューで語った。

 フレンチ・オープンをスキップしたラドゥカヌは2週間前のノッティンガムで4強入りしてグラスコートシーズンをスタートしたが、前週の大会には出場していなかった。

「一時期は準備もできていないのに多くの大会に出場し、出るたびに小さな問題に直面していたように感じる。練習やトレーニングに十分な時間を割くことができなかったから。今年はその点がかなり改善されたと思う」とラドゥカヌはスケジューリングについて説明した。

「フレンチ・オープンやオリンピックなどの大会に出ないことで非難されたり質問を受けることもあるけど、それは仕方がないことだと思う。自分のペースで自分がやりたいように物事を進めることが私にとってはベストなの。結局のところ、私自身と私の周りにいる親しい人たちしか何が一番いいのか知らないのだから」

 ラドゥカヌは次のラウンドで、前週のベルリンで今季初優勝を飾った第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。上位4シードは初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 そのほかの試合では第6シードのダリア・カサキナ(ロシア)、ケイティ・ブルター(イギリス)、エリース・メルテンス(ベルギー)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)、予選勝者のアシュリン・クルーガー(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

 2月に手首の手術を受けたムチョバは第1セット3-1とリードした時点で予選勝者のエリナ・アバネシアン(ロシア)が左脚のケガを理由に棄権したため、約10ヵ月ぶりの復帰戦を勝利で飾った。

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写真◎Getty Images

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