5年ぶりに出場の大坂が第3セットの劣勢を克服して初戦を突破「多くのことを学べる試合だったと思う」 [ウインブルドン]

写真は6年ぶりの勝ち星を挙げた大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)がディアン・パリー(フランス)を6-1 1-6 6-4で振りきり6年ぶりの勝ち星を挙げた。

 1-1から5ゲームを連取して第1セットを先取した大坂は1ゲームしかキープすることができずに第2セットを取り返されたが、第3セットで2度先にリードを許しながらその都度追いつき5-4から相手のサービスゲームを破って1時間32分で勝利をもぎ取った。

 パリーは第3セット4-4から2つのブレークポイントを握ってチャンスを手にしていたが、そこを凌がれると続くサービスゲームでマッチポイントを含む3本のダブルフォールトを犯して自滅してしまった。

「とても楽しいと同時に凄くストレスを感じる試合だった。観客が凄く盛り上がっていたから楽しかったわ。アリーナのような感じだった。アップダウンはあったけど、全体的には多くのことを学べる試合だったと思う」と大坂は試合後にコメントした。

「彼女がスライスを多用してきたときは少しストレスを感じた。3セットで勝つことができてホッとしている」

 ウインブルドンでの大坂は2017年と18年の3回戦進出がこれまでの最高成績で、前回プレーした2019年は第2シードで臨みながら1回戦でユリア・プティンセバ(カザフスタン)に6-7(4) 2-6で敗れていた。

 大坂は次のラウンドで、ワン・チャン(中国)を6-0 6-2で破って勝ち上がった第19シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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