右膝手術から即復帰のジョコビッチが問題なく初戦をクリア「コートでの動きに凄く満足している」 [ウインブルドン]

写真は右膝手術からの復帰戦で快勝したノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者のヴィート・コプリバ(チェコ)を6-1 6-2 6-2で退け好スタートを切った。

 12回あった自分のサービスゲームで10ポイントしか落とさなかったジョコビッチは一度もピンチに陥ることなくすべてキープし、各セットで2度ずつブレークに成功して1時間58分で快勝した。

 フレンチ・オープン4回戦で膝を痛めたジョコビッチは準々決勝を棄権した直後に手術を受けており、この試合が復帰戦だった。

「とてもよかった。今日はコートでの動きに凄く満足している」とジョコビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。

「言うまでもなく今年のウインブルドンは膝の問題があったからいつもとは少し違う状況だった。試合がどのような展開になるかまったくわからなかった。練習マッチは公式戦でのプレーとはかなり違うから、今日のプレーと感触には文句のつけようがないよ」

 膝の状態が実際にどうなのか心配されたためジョコビッチのプレーぶりに注目が集まったが、サポーターをつけてのプレーではあったが試合を通して動きに制限があるようには見えなかった。

「膝のことを考え過ぎず、試合に集中しようと心掛けていた」とジョコビッチは試合を振り返った。

「ここ3週間半はプレーするチャンスを得るためにチームと一緒にできる限りのことをやってきた。違う大会だったら恐らくここまで急いだりリスクを冒すようなことはしないと思うけど、僕はウインブルドンを愛しているからね」

 男子の最多記録を持つロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶ8度目の優勝を目指すジョコビッチは次のラウンドで、予選勝者のアレハンドロ・モロ カニャス(スペイン)を7-5 6-4 7-6(12)で破って勝ち上がったワイルドカード(主催者推薦枠)のジェイコブ・ファーンリー(イギリス)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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