2024-08-01

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 『楽しさの原点と実践プロセス』 ——大阪阿波座校支配人に聞くノアインドアステージの“人財共育”——

ノアインドアステージは 全国8都府県で合計35校、 生徒数4万人以上を誇る国内大手のテニススクール。写真は大阪阿波座校


  これからテニスを始めるときや再開させるとき、あるいは子どもに習わせたいとき、スクール選びではどんな希望を優先させるだろうか。「確実にうまくなりたい」「とにかく楽しく習いたい」「すぐに打ち解けられる雰囲気でコミュニケーションの輪を広げたい」など求めることはさまざまだろう。そういった希望が叶うかどうかのカギを握るのは、スクール生たちともっとも長く密に関わる存在である現場のコーチだ。その技術力や人間性は個々のテニスライフの質に大きく影響する。

 全国で業界最大規模の35校を運営するノアインドアステージのスクール生は、その総数約4万人以上。子どもから高齢者まで幅広い年齢層が魅力を感じた『ノア』のモットーは「楽しく上達できるテニス」だという。こうひと言で表してしまえば簡単で、ありがちな表現に聞こえるかもしれないが、その経営理念や人財共育の“哲学”について知れば、「楽しさ」や「笑顔」の奥深い源が見えてくる。
 
| 7つの行動指針で価値観と志を共有


 「ノアイズム」の中で一番印象的なのは、常に他人の幸せを考えて、他人の利益になるように行動しましょうという『利他の心』と語る坪口健吾支配人

  ノアではどのようなコーチ育成を行っているのか、現場の声を聞くために訪れたのは『テニススクール・ノア大阪阿波座校』。1階にカーペットコート2面、3階にカーペットコート1面、ハードコート1面、ミニコート1面を有し、バドミントン・スクールも併設している。そこで支配人を務め、ブロック長も兼任する社歴20年の坪口健吾さんに話を聞いた。

———ノアのコーチ採用の募集要項を見ると、「経験・資格不問」とされています。どのようにして人財を見出し、また総合的なコーチングの技術を磨くのでしょうか。
 
「経験不問といっても、もちろん実技で一定のレベルに達しているかどうかを見る試験はあります。まず面接、そして実技試験をクリアして採用されると、新入社員は姫路の宿泊施設に会して2ヵ月間合宿生活をしながら合同研修を行います。参加人数はその年によりますが、10人から20人といったところでしょうか。そこで、ノアのレッスンのあり方や行動指針を理解し、球出しなどのコーチング技術は一定の基準をクリアするまで訓練します。その後は姫路校での現場研修を経て各スクールに配属されます」
 
———行動指針というのは、すでにメディアでもよく紹介されている『ノアイズム』のことですね。「お客さま感動」「現場主義」「チームワーク」「チャレンジ精神」「学ぶ姿勢」「360度笑顔」「利他の心」の7つがあるとのことですが、坪口さん自身が特に感銘や影響を受けたものは何ですか?
 
「一番印象的で自分自身を一番大きく変えたものは『利他の心』です。常に他人の幸せを考えて、他人の利益になるように行動しましょうということで、社長の大西(雅之)も非常に大事にしているものです。入社した頃の自分の目標といえば、テニスを広めたいという思いはありましたが、大半が『家が欲しい』とか『いい車に乗りたい』というように自分のことのほうが多かったです。ですが、ノアで働くことでだんだんとお客さまの喜ぶことや職場のメンバーの成長など、自分以外の誰かのことを考えるようになっていきました。『お客さま感動』にもつながるのですが、お客さまの感動が結局自分の感動になり、それは自分でも驚くほど大きな感動なんです」
 
———7つの項目を日々実践するのは難しいことのように思われますが……。
 
「自分だけで実践し、自己評価するというのは難しいですが、ノアでは仲間の目を大切にしています。スタッフ同士で互いに評価するシステムを作り、さらには全社員の中から項目ごとにもっとも模範的な行動ができた人を表彰する『ノアイズム大賞』も年に一度実施しています。実は、このノアイズムとは別に経営の理念や姿勢について書かれた計101項目の『ノアフィロソフィー』というものもあるんです。社員は皆、それが書かれた手帳を持っています」

| 自発的に仕事をする喜びが笑顔を作る


スクールのドアを開ければ、まずフロントスタッフが笑顔で出迎えてくれる。左から順に大阪阿波座校の大原さつきさん、佐藤由夏さん、坪口健吾支配人、諏訪理恵さん

 ———徹底した社員教育と、志や価値観を共有する努力に驚かされます。
 
「例えば、さまざまな会社の社員が集まる研修会のような場所でも、学ぼうとする意欲が強いのは自分たちノアの社員だと感じますし、リーダーシップをとるのもノアの社員が多いです。いっしょに働いていて心地いいと感じたり、誇りを持てるのは、その共有のおかげかもしれません」
 
———その団結力や一体感は、お客さまとの関係の中にもありますか?
 
「レッスンでの“輪作り”はもちろん、週替わりでイベントを催して“クラスの輪”を作るとか、お客さまも参加する飲み会などもあります。また、コーチ同士の真剣勝負をお客さまに見ていただくイベントも、3ヵ月に1回、少なくとも半年に1回は行っています。スクール内だけでなく、スクール同士のコーチ対抗戦もありますね。技術レベルを維持するという目的もありますし、普段見られないコーチの姿を見ていただいて、楽しんでいただけることはうれしいですし、コーチもお客さまもモチベーションアップにつながっています。

 技術レベル向上という点では、昨年の全国実業団対抗テニス大会(ビジネスパル・テニス)では在籍コーチで構成されたチームで初優勝することもできました。他にもユニークな催しや制度がたくさんある会社です。皆が自発的に楽しんで仕事をしていることが、お客さま同士の楽しさや喜びにつながればと願っています」
 
 「楽しく上達できるテニス」がモットーのノアインドアステージ。第3回(9月1〜30日公開予定)の記事では大西雅之代表取締役社長インタビューを紹介する予定。
 
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