フランスの未来を担う20歳のフィス&エムペシ ペリカールが揃って初のグランドスラム2週目に進出 [ウインブルドン]

写真はアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス3回戦が行われ、ともに20歳のアルトゥール・フィス(フランス)とジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)が揃ってフルセットの接戦を制して16強入りを決めた。

 フィスが前年に8強入りしたロマン・サフィウリン(ロシア)を4-6 6-3 1-6 6-4 6-3で倒し、エムペシ ペリカールはエミル・ルースブオリ(フィンランド)を4-6 6-2 7-6(5) 6-4で退けた。ふたりは2021年大会のジュニア部門でペアを組み、ダブルスのタイトルを獲得していた。

「本当にうれしい。厳しいコンディションでタフな試合だった。2回も雨で中断したし、風も強かった。第3セットを取られて落ち込んでいたけど、感情を何とかコントロールできたから本当に満足している」とフィスは試合後にコメントした。

 フィスの親友で2日後に21歳の誕生日を迎えるエムペシ ペリカールは予選決勝で敗れたが、ラッキールーザーで3度目のグランドスラム本戦出場を果たすと初勝利から3連勝を飾った。203cmの長身から繰り出すビッグサーブを武器とするエムペシ ペリカールはこの日も27本のサービスエースを叩き込み、3試合の合計は105本となった。

 4回戦ではフィスが第9シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と、エムペシ ペリカールは第25シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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