試合中に膝を負傷したフルカチュが無念の途中棄権、20歳フィスが初のグランドスラム3回戦進出 [ウインブルドン]

写真は負傷したホベルト・フルカチュ(ポーランド/右)に手を差し伸べるアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 シーズン3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、アルトゥール・フィス(フランス)が7-6(2) 6-4 2-6 6-6(9-8)とマッチポイントを握った時点で試合中に右膝を負傷した第7シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が棄権したためベスト32に進出した。

 フルカチュはフィスに対して第4セットのタイブレークで最初のマッチポイントを凌いだあと8-7としたポイントでボールに飛び付いた際に右膝を負傷し、治療を受けて再開したあと2ポイントを連取された時点で試合続行を断念した。

 試合後に複雑な表情で観客の声援に応えたフィスは、「友人に対してこのような形で試合に勝つのは非常に辛いことだ」とオンコートインタビューで語った。

「第4セットではお互いにとてもいいプレーをしていた。素晴らしいポイントがいくつかあり、彼(フルカチュ)はそこら中を飛び回っていた。彼のことを気の毒に思うし、早く回復するよう願っている。僕は次のラウンドに集中するよ」

 昨年から本格的にツアーを回り始めた20歳のフィスは前哨戦2大会でプレーしてハレで8強入りするなど3勝2敗の戦績を残したが、ツアーレベルのグラスコートでプレーしたのはこれが9試合目だった。

「まず第一に、僕はグラスコートがあまり好きじゃなかった」とフィスは明かした。

「でも今はかなりいいプレーができていると感じているし、3回戦に進出できて本当にうれしい。2週目に進めるようベストを尽くすつもりだ」

 フィスはキャリア初のグランドスラム3回戦で、トマーシュ・マハーチュ(チェコ)を6-2 6-4 5-7 6-3で破って勝ち上がったロマン・サフィウリン(ロシア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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