ズベレフに2セットダウンから逆転勝利のフリッツが2年ぶりのベスト8進出 [ウインブルドン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で、第13シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が2セットダウンから巻き返して第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に4-6 6-7(4) 6-4 7-6(3) 6-3で逆転勝利をおさめた。試合時間は3時間29分。

 四大大会でフリッツが4回戦を突破したのは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)以来でキャリア4度目となる。同ラウンドでの戦績は、4勝2敗となった。

 同大会に4年連続8度目の出場となる26歳のフリッツは、2022年の準々決勝がこれまでの最高成績。第9シードで臨んだ昨年は、2回戦でミカエル・イーメル(スウェーデン)に6-3 6-2 3-6 4-6 2-6で逆転負けを喫していた。

 前哨戦のイーストボーン(ATP250/グラスコート)で今季2勝目を挙げたフリッツは、連勝を「8」に伸ばした。

 この結果でフリッツは、ズベレフとの対戦成績(ツアーレベル)を4勝5敗とした。ウインブルドンでは2018年の2回戦と21年の3回戦で顔を合わせ、いずれもズベレフが勝っていた。

 今大会でのフリッツは1回戦でクリストファー・オコネル(オーストラリア)を6-1 6-2 6-4で、2回戦でアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-3 6-4 3-6 6-4で、3回戦では第24シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)を7-6(3) 6-3 7-5で破って16強入りを決めていた。

 フリッツは次のラウンドで、第25シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と対戦する。ムゼッティは4回戦で、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)を4-6 6-3 6-3 6-2で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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