雨による5時間以上の中断を挟んで逆転勝利の西岡良仁が2022年10月以来のツアー3勝目 [アトランタ・オープン]
ATPツアー公式戦「アトランタ・オープン」(ATP250/アメリカ・ジョージア州アトランタ/7月22~28日/賞金総額84万1590ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、西岡良仁(ミキハウス)が第4シードのジョーダン・トンプソン(オーストラリア)に4-6 7-6(2) 6-2で逆転勝利をおさめて今季初優勝を飾った。
4-4からサービスダウンを喫して第1セットを落とした西岡はすべてサービスキープで進んだ第2セットでは第10ゲームの途中で雨による合計5時間以上の中断を挟んでタイブレークの末に取り返し、主導権を握った第3セットで相手のサービスゲームを2度破って2時間40分で試合を締めくくった。
西岡がATPツアーでタイトルを獲得したのは、2022年10月のソウル(ATP250/ハードコート)以来でキャリア3度目(準優勝3回)となる。
同大会に2年連続3度目の出場となった28歳の西岡は、初参戦だった2016年にベスト4をマーク。第4シードで臨んだ昨年は、初戦となる2回戦でアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)に6-4 5-7 6-7(3)で逆転負けを喫していた。
この結果で西岡は、トンプソンとの対戦成績(ツアーレベル)を5勝0敗とした。昨年は10月にパリ(ATP1000/室内ハードコート)の1回戦で顔を合わせ、西岡が7-6(5) 4-6 6-2で勝っていた。
今大会での西岡は1回戦で予選勝者のザカリー・スバイダ(アメリカ)を7-6(4) 6-3で、2回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-3 6-4で、準々決勝で第3シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を7-6(2) 6-2で、準決勝ではアルトゥール・リンデルネック(フランス)を6-3 4-6 6-4で破ってキャリア6度目のツアー決勝進出を決めていた。
引き続き行われたダブルス決勝では、第2シードのナサニエル・ラモンズ/ジャクソン・ウィズロー(ともにアメリカ)がアンドレ・ヨーランソン(スウェーデン)/セム・ファーベーク(オランダ)に4-6 6-4 [12-10]で競り勝ち今季2勝目を挙げた。
写真◎Getty Images
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