元世界1位ケルバーが現役最後の舞台で3回戦に進出「母国ドイツのためならより一層頑張れる」 [2024パリ五輪テニス競技]

写真は現役最後の大会で16強入りを決めたアンジェリック・ケルバー(ドイツ)(Getty Images)


 世界的なスポーツの祭典「2024パリ五輪テニス競技」(フランス・パリ/7月27日~8月4日/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、元世界ナンバーワンのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)を6-4 3-6 6-4で倒してベスト16進出を決めた。

 ワンブレークずつでセットを分け合ったあとケルバーは第3セット3-1から3-3に追いつかれたが、5-4からもう一度相手のサービスゲームを破って2時間16分で競り勝った。

 2022年ウインブルドンのあとに妊娠のためツアーを離れたケルバーは出産と産休を経て1月の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」で復帰したが、思うような戦績を残すことはできず先週にパリ五輪を最後に引退すると発表した。

「パリに自分のハートを残すために全力を尽くすわ。オリンピックは特別なものよ。母国ドイツのためならより一層頑張れるわ」とケルバーは試合後にコメントした。

 パートナーとお互いの両親や17ヵ月になる娘リアナちゃんを含め家族総出でパリに乗り込んできたケルバーは代表チームと一緒に選手村に入ったが、「2日ほどそこで過ごしたけど、それから(家族で借りている)アパートに引っ越したの」と明かした。

「(幼い我が子が気になってしまうから)そのほうがいろいろとやりくりしやすくなるから」

 2016年リオデジャネイロ大会銀メダリストのケルバーは次のラウンドで、クリスティーナ・ブクサ(スペイン)を7-6(4) 6-3で破って勝ち上がった第16シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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