元世界1位ケルバーがパリ五輪を最後に引退すると発表「今がフィニッシュライン」

写真は2016年リオデジャネイロ五輪の女子シングルスで銀メダルを獲得したアンジェリック・ケルバー(ドイツ)(Getty Images)


 女子テニス元世界ナンバーワンのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が自身のSNSを更新し、7月27日に開幕する世界的なスポーツの祭典「2024パリ五輪テニス競技」(フランス・パリ/クレーコート)を最後に引退する意向を表明した。

 産休による約1年半の戦線離脱を経て1月に復帰した36歳のケルバーは今季ここまで11大会に出場し、7勝14敗の戦績を残した。

「終着点。オリンピックが始まる前に、私は既にパリ2024を決して忘れないと断言できます。何故ならこれが私にとってテニス選手として最後の大会となるからです」とケルバーはSNSを通してコメントした。

「これまで参加したオリンピックは単なる競技以上のもので、テニス選手としての人生における様々なチャプターを表しています。上昇(初出場で8強入りした2012年ロンドン大会)、頂点(銀メダルを獲得した2016年リオデジャネイロ大会)、そして今がフィニッシュラインです」

 3つの異なるグランドスラム大会で優勝(2016年全豪&全米、2018年ウインブルドン)した唯一の現役選手であるケルバーはツアー通算14勝を挙げ、2016年9月にWTAランキング1位の座に就いた。

 引退を発表した同日にはパリ五輪テニス競技の組み合わせ抽選が行われ、ケルバーは女子シングルス1回戦で同じく今シーズンに産休から復帰した元世界ランク1位の大坂なおみ(フリー)と対戦することになった。

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写真◎Getty Images

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