大坂なおみが初戦敗退に終わったパリ五輪を経て夏の北米ハードコートシーズンへ [WTAトロント]

写真は大会を前に会場で練習中の大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・オンタリオ州トロント/8月6~12日/賞金総額321万1715ドル/ハードコート)のドロー抽選が行われ、世界ランク95位の大坂なおみ(フリー)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した女子シングルスの1回戦で第9シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦することになった。

 両者は2021年2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の3回戦で一度顔を合わせており、大坂が6-3 6-2で勝っている。ジャバーは前週のワシントンDCに出場していたが、シングルスは右肩のケガを理由に欠場した。

 同大会に2年ぶり6度目(2016年の予選敗退を含む)の出場となる26歳の大坂は、2019年のベスト8がこれまでの最高成績。前回プレーした2022年は、背中のケガを理由にカイア・カネピ(エストニア)に対する1回戦を第2セット途中で棄権していた。

 ケガの影響もあって11大会しか出場しなかった2022年シーズンを14勝9敗で終えた元世界ナンバーワンの大坂は第一子となる娘の出産を経て1月のブリスベン(WTA500/ハードコート)で復帰し、16勝14敗(ビリージーンキングカップ&オリンピックを含む)の戦績で今季16戦目に臨む。

 そのほかの日本勢は予選の第2シードだった内島萌夏(安藤証券)が2試合を勝ち抜きWTA1000大会で初の本戦入りを果たし、1回戦の相手はビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)に決まった。

 ダブルスには日本勢4組がエントリーしており、初戦の相手は加藤未唯(ザイマックス)/アルディラ・スチアディ(インドネシア)がジアン・シンユー(中国)/ウー・ファンシェン(台湾)と、青山修子(近藤乳業)/穂積絵莉(日本住宅ローン)がグオ・ハンユー(中国)/二宮真琴(エディオン)と、内島/ユアン・ユエ(中国)はマグダ・リネッテ(ポーランド)/ペイトン・スターンズ(アメリカ)となっている。

 予選には内島以外にも日比野菜緒(ブラス)が第10シードで出場していたが、最終ラウンドで第7シードのベルナルダ・ペラ(アメリカ)に6-2 4-6 6-7(3)で惜敗した。

 ナショナルバンク・オープンはWTA1000に格付けされる大会で、シングルス56ドロー&ダブルス28ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)

予選結果|日本人選手

予選決勝

○5内島萌夏(日本/安藤証券)[2] 4-6 7-6(5) 6-2 ●7ケイラ・デイ(アメリカ)

●28日比野菜緒(日本/ブラス)[10] 6-2 4-6 6-7(3) ○25ベルナルダ・ペラ(アメリカ)[7]

予選1回戦

○5内島萌夏(日本/安藤証券)[2] 5-7 7-5 6-4 ●6ユージェニー・ブシャール(カナダ)[WC]

○28日比野菜緒(日本/ブラス)[10] 6-2 2-6 6-1 ●27キャサリン・セボフ(カナダ)[WC]

上位出場選手シード順位|女子シングルス

ココ・ガウフ(アメリカ)[1]
アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)[2]
ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[3]
エレナ・オスタペンコ(ラトビア)[4]
ダリア・カサキナ(ロシア)[5]
リュドミラ・サムソノワ(ロシア)[6]
マディソン・キーズ(アメリカ)[7]
エマ・ナバーロ(アメリカ)[8]

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写真◎Getty Images

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